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旧統一教会は「日本政府を利用したい」モーニングショー紀藤弁護士、55億円被害の家庭崩壊例も明かす

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画像はイメージです

 宗教トラブルに詳しい弁護士・紀藤正樹氏が、13日放送の『羽鳥慎一モーニングショー』(テレビ朝日系)に出演。昨日12日に続いて、宗教法人・世界平和統一家庭連合(旧・統一教会)の暗部について語った。

 昨日の同番組で、家庭連合・田中富広会長の会見での発言について、「100%嘘としか言いようがない」と主張していた紀藤氏。この日は、政治と宗教の関わりについてクローズアップした。

 「統一教会から見ると、日本政府を利用したいんですよね。そのためにタダ働きの部隊を持っているんです。選挙と言うのはお金を基本的には使ってはいけませんから、タダ働きの人たちが100人とか集まってくれると、選挙ではものすごく戦いやすい」と指摘。選挙運動に、家庭連合の信者を送り込んでいた可能性に言及した。

 ​>>旧統一教会の会見「100%嘘としか言いようがない」モーニングショー紀藤弁護士の断罪に驚きの声<<​​​

 一方で、「新人議員を中心に統一教会は非常に使いやすいので、運動員に使っていたんですよね。その関係がずーっと途切れないと言うか」と家庭連合の信者と知りつつ、運動員として使っていた候補者もいると、“相互関係”について驚きの証言をした。 
 
 紀藤氏はまた、多額の献金で家族全体が崩壊した例を挙げ、「私の弁護士経験の中で、統一教会の被害で最も高額な被害は一家で55億円です。55億円を統一教会に献納させたという事件がある」と告白。そして、「過去にやっておいて、なんの総括もしないというのが、コンプライアンスと言われてもびっくりしちゃうんですよね」と田中会長を糾弾。

 一方で、こうした「宗教によって家庭崩壊した被害を、財政的に救済するのは難しい」とも述べた紀藤氏。家庭連合を信仰する親のもとで生まれ、自らもその信者になった子ども、いわゆる「2世信者」の一例について、「未成年であることを隠して水商売していた。本当に可哀想だなといつも思ってました。一時期、ある2世信者の人、あまりにも可哀想だから養子にしようと思ったことすらあります」と驚きの過去を明かした。

 そんな信者たちの救済活動を、長年にわたって行ってきた紀藤氏は「我々の力が及ばなかったから今回の事件が起きたくらいに後悔の念、自責の念にさいなまれている」と語り、「もっとこれを世間に広めていたら、今回の事件はなかったんじゃないか」と後悔の念を露わに。そして事件の全容解明を求めつつ、「国会でも検証委員会を開いてもいいくらいの大事件だと思う」と私見を展開していた。

 この日も様々な闇を約40分にわたって喝破した紀藤氏。ネットでは「今日も凄いぞ」など驚きのリアクションが占めていた。

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