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SKE48荒井優希が赤井沙希とのタッグでプリンセスタッグ奪取!タイトル初戴冠も「ベルトを獲るところがゴールじゃない」

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赤井沙希、荒井優希

 東京女子プロレスは9日、東京・大田区総合体育館で夏のビッグマッチ「SUMMER SUN PRINCESS '22」を開催した。

 セミファイナルでは、プリンセスタッグ選手権試合、チャンピオンチームのマジカルシュガーラビッツ(マジラビ=坂崎ユカ&瑞希)に、令和のAA砲(DDTプロレス所属赤井沙希&SKE48荒井優希)が挑戦。荒井にとっては初戴冠のチャンス到来だ。

 試合は、序盤からタイトル奪取に燃える令和のAA砲が飛ばして、ダブル・ビッグブーツを瑞希に決めるなどしたが、中盤以降はマジラビが荒井に狙いを定めてAA砲が劣勢に回る。しかし、赤井が坂崎に串刺し式ビッグブーツを決めると、荒井も瑞希にサソリ固めを決めて応戦。さらに赤井は瑞希を三角締めで絞め上げていく。これに危機感を感じたのか、マジラビが合体技を繰り出す。坂崎のマジカルメリーゴーランドをAA砲が阻止すると、荒井が瑞希の背後からFinallyを決め、さらに坂崎にも蹴りを見舞うと、赤井が瑞希にケツァル・コアトルを見舞う。これを勝機と見たAA砲はダブル新人賞を瑞希に叩き込むと、赤井がカバーに入り、カウント3。AA砲が強いマジラビからタイトルを奪取した。

 試合後、赤井は「マジラビは強いし、ウチらが挑戦しても100回やって99回かなわなかったと思います。でも、私たちはタッグとして未熟かもしれないけど、優希ちゃんには可能性がメチャメチャある。100回中の1回を引き当てたのは、優希ちゃんの運の良さだったり引きだったり。私も引っ張っていくつもりでいたんですけど、優希ちゃんに支えられた部分もあります。次からが大変。追われる立場になるから。明日から追われる立場として、どんどんその先を走りましょう」と笑顔。

 これがプロレスのタイトル初戴冠となった荒井は「何度も苦しい場面もあったんですけど、赤井さんという素敵な先輩が近くにいてくれて、たくさん助けてくれて。今日は今までで一番の姿を見せられたんじゃないかと思います。でもベルトを獲るところがゴールじゃないので、もっと成長して、東京女子の一人としてもっと引っ張っていけるよう頑張っていきたい。今まで守ってきた先輩たちの歴史も背負うって、そういう重みも感じるので。このベルトに恥をかかせない存在でありたいと思います」と感慨深い表情を見せた。

 これから荒井はチャンピオンとして追われる立場になるだけに、さらに注目していきたい。

◆東京女子プロレス◆
『SUMMER SUN PRINCESS '22』
2022年7月9日
東京・大田区総合体育館
観衆 1130人
▼プリンセスタッグ選手権試合(30分1本勝負)
<王者組>坂崎ユカ&●瑞希(24分28秒 体固め)赤井沙希○&荒井優希<挑戦者組>
※ダブル新人賞。マジカルシュガーラビッツが6度目の防衛に失敗、令和のAA砲が第10代王者組となる。

(どら増田)

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