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麻生太郎氏、ウクライナ侵攻いじめに例え物議 選挙中の失言は初出馬時から?

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麻生太郎副総理兼財務相

 自民党の副総裁を務める麻生太郎衆議院議員の発言がヒートアップしている。7月4日に千葉県市川市の街頭演説で、ロシアのウクライナ侵攻をいじめに例えた。麻生氏は「子どもの時にいじめられたのはどんな子だったか。弱いのがいじめられる。強いやつはいじめられない。国も同じだ」と発言。これには「適切な例えではない」「ウクライナが弱いって言いたいこと? すごく失礼」「強い弱いの関係だけじゃないと思う」といった批判を集めてしまった。

 麻生氏は失言のオンパレードと言うべき人物だが、今回の選挙戦でも多くの物議を醸すフレーズが飛び出している。

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 6月26日、れいわ新選組の比例代表として出馬した浅草キッドの水道橋博士と遭遇した際には「まだ生きてんの?」と言い放った。博士は『週刊アサ秘ジャーナル』(TBS系)で麻生氏にインタビューするなど親交がある。麻生氏なりのブラックジョークのつもりだったのかもしれないが、適切な言葉ではないのは確かだろう。

 7月1日、三重県桑名市で行われた講演の場では「『政治に関心がないのはけしからん』とえらそうに言う人もいる。しかし政治に関心を持たなくても生きていけるというのは良い国です。考えなきゃ生きていけない国のほうがよほど問題なんだ」と発言したと、『朝日新聞』(朝日新聞社)のウェブサイトである「朝日新聞DIGITAL」に報じられた。これは、森喜朗首相(当時)が2000年の総選挙中に「(選挙に関心のない有権者は)寝てしまってくれればいい」と発した失言を思い起こさせるという声が聞かれた。

 麻生氏の選挙期間中の失言は今に始まったものではない。何より1979年の初出馬時、地元の演説で「下々の皆さん」と呼びかけたと言われている。麻生氏の実家はセメント事業を始め、病院や学校経営を手がける麻生グループ。お坊ちゃん育ちであるため、こうしたフレーズがつい飛び出してしまったのだろう。こうして見ると、麻生氏の発言は失言というよりは、天然に近いものなのかもしれない。

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