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巨人・原監督、エースの座を戸郷に入れ替え? 対ヤクルトの先陣切る菅野、背水の陣か

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菅野智之

 菅野智之の次回登板が重要になってきた。6月22日のDeNA戦を勝利し、原辰徳監督が「勝利インタビュー」を終えた頃だった。首位ヤクルトも中日に勝利したとの一報が飛び込んできた。

 「ペナントレースはまだ70試合以上残っていますが、ちょっと厳しいんじゃないの?」そんな声も囁かれていた。

 2位巨人とのゲーム差は「9.0」のまま。懸念されるのは、消化試合数と貯金だ。同日のカードが、72試合目。38勝34敗で「貯金4」。これに対し、高津ヤクルトは44勝22敗1分。「貯金22」の安定感はもちろんだが、消化試合数は巨人よりも5試合も少ない。

 >>巨人・阿部コーチに「責任をなすりつけるな」試合後コメントが物議 ビエイラの背信投球は首脳陣の自業自得と指摘も<< 

 原監督はペナントレース再開前に、

 「ギアがあるなら、サードくらいに入れないとダメ!」(14日)

 と危機感(?)を吐露していたが、この時点でのゲーム差は「7.0」。さらにゲーム差を広げてしまったのだから、24日から始まる直接解決が重要となってくる。

 「この3連戦の結果次第ですが、6月28日にヤクルトにマジックナンバーが点灯する可能性もあります」(球界関係者)

 ペナントレース中盤なので、この先いくらでも状況は変えられる。しかし、セ・リーグの優勝争いをシラケさせないためにも、巨人は3連勝しなければならないのだ。

 その初戦の先発を務めるのが、菅野である。

 投手出身のプロ野球解説者が菅野の前回登板(17日)を指して、こう言う。

 「7回を投げ、無失点。真っ直ぐのキレも戻りつつあり、走者を出しても粘り強く投げていました。勝利投手にはなれませんでしたが、高めに真っ直ぐを投げ、低めの変化球を効果的に使っていました」

 「ロースコアの投手戦になる」とも語っていたが、本当にそうだろうか。

 「球速が落ちてきました。本人も自覚しているのか、力を入れすぎて失敗するケースも見られます。コントロールが甘くなったり、内角を厳しく攻めたつもりでも痛打を食らったり…」(前出・球界関係者)

 今季11試合に登板して6勝4敗、防御率2・49。データ上では決して悪くないが、まだ規定投球回数には達していない。

 「交流戦が終了した後、4日間の休養日がありました。各チームともその期間を利用して先発ローテーションの順番を組み換えてくるんですが、巨人はペナントレース再開の初戦を菅野に託しました。戸郷翔征を予想する声も聞かれたんですが」(前出・プロ野球解説者)

 ペナントレース再開となった17日は金曜日。翌週金曜日にはヤクルト戦が控えていた。クルマのマニュアルに例えて、「サードギアに」と言った原監督は、その大事な初戦も「菅野で行く」と決めていたわけだ。

 「菅野で初戦を落とすようなことになれば、今度はオールスターゲーム期間を利用して、戸郷中心のローテーションに再々編することになりそう」(前出・同)

 “首位攻防戦”の舞台・神宮球場だが、菅野は同球場を苦手とする傾向も伝えられている。今季は初登板となるが、4月8日、東京ドームで行われたヤクルト戦には投げており、5回途中4失点で敗れている。リベンジを果たせなければ、セ・リーグ全体の興行にも影響してきそうだ。(スポーツライター・飯山満)

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