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ホリエモンも呆れたフロッピー使い、官公庁では現役? セキュリティ上の理由か

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堀江貴文氏

 山口県阿武町が24歳の男性に4630万円を誤送金した問題では、男性が電子計算機使用詐欺容疑で逮捕される展開となった。同時に、なぜこのようなミスが起こったのか町の責任を追及する声もある。

 さらに、町から銀行へ振り込みデータの受け渡しにフロッピーディスクが使われ、驚きの声も挙がっている。実業家のホリエモンこと堀江貴文氏も、5月19日のツイッターで「うんこすぎる。。」と呆れ気味のコメントを残している。

 このフロッピーは阿武町だけではなく、官公庁ではいまだ現役の媒体のようだ。2021年12月には、警視庁が東京都目黒区から提供された個人情報38人分が入ったフロッピーディスク2枚を紛失したと発表した。

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 2009年6月、障害者郵便制度悪用事件で厚生労働省の村木厚子氏が逮捕されるが、翌年に検事が証拠物件のフロッピーディスクの内容を改ざんしていたことが発覚。冤罪事件として村木氏は無罪判決を受けている。この時も、いまだにフロッピーが使われていることに驚きの声が挙がっていた。

 このフロッピーの使用は、単なる「時代遅れ」という理由だけでもないようだ。アメリカでは2019年まで、核ミサイルの運用には8インチのフロッピーディスクが使われており、使用の取りやめが話題となった。

 フロッピーの使用は、情報漏えいを防ぐ目的もあるようだ。確かに電子メールならばハッキングの危険があるが、フロッピーならば紛失しない限りはセキュリティは守られる。アナログの媒体であるがゆえに、機密情報の保存などには長けた媒体だと言えるだろう。

 ただ、フロッピーディスクは国内では生産が終了。読み取りドライブも在庫や再生品が使われているのが現状だ。やはり変革は求められるかもしれない。

記事内の引用について
堀江貴文氏のツイッターより https://twitter.com/takapon_jp

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