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日本ハム・野村に怒りの声「軽率でしかない」 得点機を余計なプレーで台無しに? 焦りがにじむ走塁が相次ぐワケは

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 23日に行われた日本ハム対オリックスの一戦。「4-2」で日本ハムが勝利したこの試合で、日本ハムのプロ3年目・21歳の野村佑希が見せたプレーがネット上で物議を醸している。

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 問題となっているのは、「4-2」と日本ハム2点リードで迎えた9回表に飛び出たプレー。日本ハムは先頭・松本剛がセンター前ヒットで出塁すると、1死後に打席に入った野村もライト前ヒットを放つ。このヒットにより一走・松本が三塁まで進塁したため、1死一、三塁のチャンスでこの日「3打数2安打・2打点」と好調の近藤健介に打席が回ると思われた。

 ところが、野村は打球を捕球した右翼・杉本裕太郎が三塁へ送球した隙を突けると判断したのか、一塁ベースを蹴り二塁を狙う。しかし、杉本の返球を体で止めながら捕球した三塁・宗佑磨がすぐに二塁・太田椋へ送球したことで野村はアウトに。チームはその後2死三塁から近藤が申告敬遠で歩かされた後、高濱祐仁が空振り三振を喫し2者残塁で無得点に終わった。

 裏目に出た野村の走塁を受け、ネット上には「野村今のプレーはダメだろ…明らかな暴走じゃないか」、「走塁意欲の高さは買いたいとこだけど、状況を考えたら軽率なプレーでしかない」、「二塁を狙おうと無理した理由が分からない、仮に成功でも近藤は歩かされてるだろうし」といった苦言や批判が寄せられている。

 同時に、「この前の楽天戦もそうだったけど、先の塁に行きたいって気がはやり過ぎてないか?」、「数字的にはよくやってると思うんだけど、『まだまだ活躍が足りない』って思ってたりしてるんだろうか」、「レギュラー定着への貪欲さが少々空回りしてるって説もあるのではないか」と、焦ったプレーが頻発する背景を推測するコメントも複数挙がった。

 「今回の場面は仮に野村が二塁進塁を成功させていたとしても、1死二、三塁で一塁が空くため、次打者の近藤は併殺狙いの満塁策で申告敬遠を受けていた可能性が濃厚。逆に自重して1死一、三塁の状況になっていれば、オリックスバッテリーが『併殺を奪えばいい』という考えで、今季チームワースト3位の8併殺を記録している近藤と勝負という展開も十分考えられました。また、1死一、三塁で近藤が歩かされていたとしても、次打者の高濱はここまで『4打数ノーヒット』ながら、次々打者の淺間大基は『4打数2安打・2打点』と当たっていたため、暴走で余計なアウトを与えていなければ得点のチャンスは高かったのではと考えているファンは多いようです。なお、野村は9日・楽天戦でも一塁をオーバーランした後に二塁を狙うそぶりを見せたことでタッチアウトにされるという痛いミスを犯していますが、ファンの間ではなぜ野村が焦っているのか疑問視する声も見られます。詳しい理由は本人のみぞ知るところですが、野村はプロ1年目の2019年は一軍未出場、翌2020年も出場21試合とレギュラーをつかみ切れていないため、『70試合・.291・4本・26打点』と結果を残している今季にその座を盤石なものにしたいという思いも強いのかもしれません」(野球ライター)

 日本ハムは23日終了時点で首位ロッテと13.5ゲーム差、3位楽天とも8.5ゲーム差の最下位に沈んでいる。そのこともあってか、一部からは「今季はもう終戦気味だし、来季以降のためにも今の内にどんどん失敗して学べ」と野村を擁護する声も挙がっている。

文 / 柴田雅人

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