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大型戦争ドラマ、なぜ減った? たけし、さんま、意外なタレントの主演作も

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ビートたけし

 かつての夏のテレビ番組の風物詩の一つと言えるのが、戦争をテーマとするスペシャルドラマだろう。主に「先の戦争」であるアジア・太平洋戦争を舞台とする様々なドラマが各局によって作られるも、最近は放送数が減ってきた。そこには平均視聴率の低下や、制作予算の削減などが影響しているのかもしれない。

 この戦争ドラマには、様々な俳優が出演したが、お笑い芸人が主演を務めた作品もある。

 ビートたけし主演で話題となったのが、2010年の『歸國』(TBS系)だ。脚本を務めたのは『北の国から』(フジテレビ系)シリーズなどでもおなじみの倉本聰氏だ。ストーリーは終戦から60年あまりを経て、東京駅へと戻ってきた列車に英霊たちが乗っているもの。本作では、日本ドラマ史上で初めて靖国神社がロケ地に使われている。たけしは旧日本軍の上等兵を演じ、ミュージシャンの長渕剛氏との共演も注目を集めた。

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 明石家さんま主演で不朽の名作戦争ドラマと言えるのが、2003年の『さとうきび畑の唄』(TBS系)だろう。同年の文化庁芸術祭テレビ部門大賞を受賞している。舞台は沖縄だが、さんまは大阪出身の設定で関西弁を用いた。関西弁での演技はさんま自身がこだわりのあるもので、本人を彷彿とさせる、どんな時でも笑いを忘れない明るい役柄はハマり役となった。

 所ジョージも、1994年の『私は貝になりたい』(TBS系)に主演している。所が演じたのは、戦時中に上官の命令で、アメリカ兵の殺害を命じられ実行しなかったものの、戦後に戦犯として捕らえられ死刑判決を受ける冤罪の犠牲者となった旧日本兵。かなりシリアスなストーリーだ。所は前年に黒澤明監督の『まあだだよ』に出演しており、当時は本格的な俳優転向がささやかれるほど、演技に熱を入れていた。

 本人そのままのキャラクターから、意外な別の顔を見せたものまで、お笑い芸人主演の戦争ドラマは、それぞれに個性溢れる作品であるのは確かだろう。また、こうした名作を見てみたいものだ。

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