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500万円の宿泊費未払いも コロナ禍で発生したホテルの無銭宿泊事件、後払いのリスクの指摘も

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画像はイメージです

 新型コロナウイルスによる経済の冷え込みと長期化は、雇用の悪化や収入の減少など、日本国民に深刻な悪影響を与えている。

 そんな中で、「最後に贅沢がしたい」、あるいは「なんとか無料で旅行がしたい」「家族に少しでもいい思いをさせたい」などの理由から、無銭宿泊事件が連続発生した。

 7月29日には、島根県出雲市内のビジネスホテルで、住所・職業不明の24歳 の男が宿泊費1万5000円と飲食代2000円を支払う能力がないにも関わらず宿泊したとして、詐欺の疑いで逮捕されている。男は逮捕当時所持金が15円で、キャッシュカードなども持っていなかった。警察の取り調べに対し、男は「騙すつもりはなかった」と話していたが、宿泊当初から金を持っていなかった以上、予め騙す目的で宿泊したと言わざる得ないだろう。

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 無銭宿泊については神奈川県横浜市でも発生。昨年10月4日から15日にかけ、富山県富山市の31歳アルバイトの男が、妻と子どもの3人で横浜市西区みなとみらいのホテルに宿泊。宿泊費など48万円を支払わず、そのまま姿を消した。捜査を進めた結果、男の犯行である可能性が高まり、7月6日に逮捕された。警察の取り調べに対しては「借金が数百万円あって、現実逃避をしたかった」などと語っている。コロナが絡んでいるかどうかは不明だが、「良い思いを無料でしたい」という極めて自己中心的な犯罪だった。

 そんな自己中心の極みとも言う事件が、2020年11月に容疑者が逮捕された事件だ。三重県志摩市の高級ホテルで、23歳無職の男が宿泊費やエステ利用料金など計500万円を支払わなかったとして、逮捕されたのだ。
 
 男は自分のほかに友人夫婦やその子どもなど4人を引き連れて宿泊していた。逮捕当時約14万円を所持していたが、それを大幅に上回る「豪遊」をしていたのだ。取り調べに対しては「間違いありません」と認めていた。男の目的はわかっていないが、「贅沢をしたい」という気持ちを持っていたことは間違いなさそうだ。

 いずれも自己中心的な発想と、「後払い」であることが発端となっている無銭宿泊事件。新型コロナウイルスの影響による緊急事態宣言で客足が落ち、ホテル側としては1人でも顧客がほしい状況だが、社会の不安もあり、無銭宿泊事件がたびたび発生している。何らかの対策を講じた方がいい。

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