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米海軍が撮影したUFO、実際の速度を科学者が計算!

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 現地時間6月25日、アメリカ国防総省は未確認空中現象(UAP、軍事用語でUFOのこと)の調査報告書を公表した。報告書には100件を超すUFO目撃情報が記録されており、多くは米軍関係者によるもの。UAPは航空交通にとって危険なものであり、米国に敵対的な国が開発した新兵器の可能性もあると警告する内容になっていた。
 
 これらの目撃証言は長年にわたってインターネット上に流出していたが、2016年にメディアに出たことから注目を集め、昨年になってようやく国防総省も存在を認め、今回の報告書の公開に至ったという経緯がある。

 >>「空飛ぶ船」に「UFOの空中戦」何世紀にもわたって目撃されている信じられないUFOの話<<

 中でも注目を集めたのは2017年に公開された空母ニミッツのパイロットが撮影したUFOだろう。「Tic TacUFO」と呼ばれているこの動画はニュースでも度々取り上げられているため、見たことのある人も多いのではないだろうか。他にもアメリカ海軍は様々なUAPを捉えたとされる動画を公開している。

 さて、「Tic TacUFO」を海軍のF-18戦闘機で目撃したパイロットのチャド・アンダーウッド氏は、物体について「これまでの人生で見たことのないものだった」と述べている。2019年、アンダーウッド氏はニューヨーク・マガジンの取材に次のように語った。

 「物理的に普通ではない行動をしていた。それが私の目を引いたのです。航空機は、有人であれ無人であれ、物理法則に従わなければならないからです」

 「Tic TacUFO」は、彼が見た限りでは揚力と推進力の源になるものは一切なかったにもかかわらず、何千フィートもの高度からわずか数百フィートまで「数秒で」移動してのけたという。

 これらの物体が移動するメカニズムがどれだけ現実では有り得ないものなのか、検証するために速度を計算するツールを開発した科学者チームが現れた。

 このツールは「UFOトラベルカリキュレーター」といい、工学や航空学の原理を応用してUFOの速度を計算するもの。オムニカリキュレータープロジェクトで公開されているこのツールを同僚と共に開発した機械エンジニアのRahul Singh Dhari氏は、イギリスのDaily Expressに対し「これらのUFOの特徴の多くは、現代の技術では再現できない」と語っているとのこと。

 Dhari氏は科学と工学のレンズを通してUFOを見れば、UFOをもっと真剣に受け止めることができると考えている。「この計算機では、UFOを設計工学の観点から何らかの高度な技術を持つ飛行物体と見なし、現代の航空機のように翼面荷重や推力重量比のような本質的な変数から設計してみるものです。これらのパラメータとある種の仮定に基づいて、UFOの速度を推定することができます」と述べている。

 このツールを使えば数多くの既知のUFOタイプと、RD-0146ロケットエンジンのような従来の推進システムを比較することができるとのこと。例えば、空飛ぶ円盤型の「Tic  TacUFO」は重量が21320キロ以上、幅が13.6メートルと推定されている。起源不明のシングルエンジンを搭載したこの宇宙船は、時速1万8990キロ以上のスピードを出すことができるという。この速度であれば、通常の旅客機で11時間弱かかるロンドンーサンフランシスコ間を27分で移動することができるそうだ。

 このツールから得られた重要な点として、やはり現在の技術でこれらの謎の飛行物体の構造や推進システムを再現することは不可能に近いという点が挙げられるという。

 UAPの正体は一体何なのか。Dhari氏らは国防総省の報告書を今後の研究のための良い情報源、データであると考えている。さらなるデータ解析で真実が明らかになっていくのかもしれない。

(山口敏太郎)

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UFO  sightings: Scientists calculate breakneck speeds of UFOs with 'advanced  technology'(Daily Express)より
https://www.express.co.uk/news/weird/1464294/ufo-sightings-us-navy-scientist-calculates-speed-ufos-pentagon-report-aliens-evg

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