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DDT16年ぶりのタッグリーグ、クリス&アントンが秋山準率いる準烈を破る波乱の幕開け!

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アントンを痛めつける秋山準&大石真翔

 DDTプロレスが9日、無観客で東京・後楽園ホール大会を開催した。同大会では、同団体として16年ぶりとなるタッグリーグ戦「Ultimate Tag League 2021」(5チーム参加)が開幕。セミファイナルでは、優勝候補の一角である秋山準、大石真翔組(準烈代表)が、正式なタッグチームではないクリス・ブルックス、アントーニオ本多組(欧州代表)に不覚を喫す波乱の幕開けとなった。

 試合は序盤、準烈コンビが優位に進めると、アントンは早くも創作昔話「ごんぎつね」を披露しようとするも、秋山が蹴りを入れて阻止。秋山がアントンの急所にヒザを叩き込むなど、準烈の優勢は続いた。窮地のアントンは再度「ごんぎつね」をトライ。今度は秋山も大目に見たが、不意を突いてアントンがサミングを狙うも秋山はカット。アントンはなんとか大石を攻め立てるも、秋山のサミングを食らって流れが変わった。大石がミラクルエクスタシーでフォールを取りにいくも、カウントは2。ならばとフジヤマニーロック狙いも、アントンがレフェリーの死角を突いた隙にサミング。そのまま丸め込んで大石から3カウントを奪取した。

 バックステージで、秋山は「まだ生きてたのか。アレくらいでダメだろうと思ったけど。リーグ戦は負けても立て直せば何とかなると思いたいけど、出場チームが少ないから。絶対勝たないといけない。あとを取らないと。あと3つがきつい」とシブい表情も、残り全勝を誓った。「すみません」を連発した大石は「(残り)絶対負けないんで」と自身に言い聞かせていた。片や殊勲の星を挙げたアントンは「偶然じゃない。運命なんだよ」と満面の笑み。クリスは「混乱して、よくわかってないけど、彼についていくだけ」とアントンに信頼を寄せているようだ。

 なお、メインイベントでは「ダムネーション」の佐々木大輔、火野裕士組と「The 37KAMIINA(サウナカミーナ)」の竹下幸之介、勝俣瞬馬組によるもう1つの公式戦が組まれており、熱闘の末、30分時間切れ引き分けのドローに終わっている。

◆DDTプロレス◆
『Ultimate Tag League 2021 in KORAKUEN HALL!!』
2021年5月9日
東京・後楽園ホール
無観客試合

▼公式リーグ戦(30分1本勝負)
<1戦1敗0点>秋山準&●大石真翔(13分9秒 エビ固め)クリス・ブルックス&アントーニオ本多○<1戦1勝2点>

(どら増田)

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