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スターダムなつぽい、ハイスピード王座初防衛で、4.4横浜の中野たむ挑戦に弾みをつける!

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なつぽい

 ブシロード傘下の女子プロレス団体スターダムは28日、大阪・エディオンアリーナ大阪(大阪府立体育会館)第2競技場で『OSAKA Day & Night(Day)』を開催した。

 3日の東京・日本武道館大会でAZMを破り念願のハイスピード王座を奪取したなつぽいが、スターライト・キッドを相手に初防衛戦を行った。なつぽいは4.4神奈川・横浜武道館大会で白いベルト(ワンダー・オブ・スターダム)王者の中野たむへの挑戦を控えており、たむとの一騎打ちを前に絶対に落とせないタイトルマッチだ。

 試合はキッドが握手を求めると、なつぽいもゆっくりと応じてゴング。激しい攻防から両者がダウンする場面もあったが、エルボーの打ち合い、ラリアットのかわし合いからキッドがフライングクロスアタック、DDT、スイングネックブリーカーを放った。

 フィニッシュを宣言してコーナーに上がるとムーンサルトプレスを決める。しかし、なつぽいが肩を上げた。キッドはなつぽいを引き起こし、タイガーの構えに。なつぽいが丸め込むとキッドが反転。丸め込みの応酬からなつぽいが連続マヒストラル。一進一退の攻防が続く中、最後はなつぽいが突進しバックラッシュからジャーマン、フェアリーストレイン(クロスアーム式ジャーマン)が決まりカウント3。なつぽいが初防衛に成功している。

 なつぽいは「キッチャン、このベルト、7度目の挑戦だっけ?すげえ執着心じゃん。それほど、このベルトに思いがあるんだね。すんげえ伝わった。でも、このベルトは絶対に渡さない。ウチらさあ、小さいじゃん。小さいものクラブじゃん。だけどさ、小っちゃくても、ウチらにしかできない試合、あると思うんだよね、これからももっともっと、キッチャンとは闘いたい。ウチらにしかできない試合していこう」とエール。

 キッドと握手を交わしたなつぽいは「改めまして、ハイスピード初防衛成功しました。ハイスピードチャンピオンなつぽいこと…なつぽいです。4.4横浜武道館、私は中野たむの白いベルトに挑戦します。そして、DDM、タッグのベルト、メインであります。DDMは最強だけど、なつぽいも最強だってことをもっともっと多くの人に広めたいなって思います。それでは、舞華ちん、ひめか、朱里ねえちゃん、ジュリア、そして、なつぽいこと、なつぽい。世界に弾ける女たちドンナ・デル・モンド、バイポーイ」とマイクで締めた。

 インタビューブースで、なつぽいは「ハイ、ハイスピード初防衛成功しました。キッチャンとは、遅かれ早かれ絶対に闘いたいと思ってたし、闘うべき相手だと思ってたので、ここで勝てたこと、ホントにうれしいです。キッチャンはさあ、かわいい顔してるけど、絶対性格悪いよね。私も人のこと言えないけどさ。なんか、うざいくらいしつこい執着心というか、死ぬほど諦めない気持ちみたいな。改めてキッチャンから感じて、私もこれからどんなことがあっても、諦めないし、小っちゃい身体から出る最高のスーパーパワーでこれからスターダムを駆け上がっていきたいなと思いました。キッチャンと闘えてよかったです。バイポイ」と初防衛戦の内容に手ごたえを感じた様子。ハイスピード王者として、中野たむの前に立つ。

◆スターダム◆
『OSAKA Day & Night(Day)』
2021年3月28日
大阪・エディオンアリーナ大阪(大阪府立体育会館)第2競技場
観衆 285人

▼ハイスピード選手権試合(30分1本勝負)
<王者>○なつぽい(12分40秒 フェアリーストレイン)スターライト・キッド●
※第20代王者が初防衛に成功。

(どら増田 / 写真・カゼヒト)

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