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スターダム武道館大会直前に大江戸隊が勢力拡大!新加入のルアカ「自由に伸び伸びとやる」

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大江戸隊

 ブシロード傘下の女子プロレス団体スターダムは20、21の両日、東京・新木場1stRINGで『新木場大会』を開催した。

 20日のメインイベントでは岩谷麻優&スターライト・キッド&ゴキゲンです☆&ルアカのSTARSと、大江戸隊の刀羅ナツコ&鹿島沙希&小波&ビー・プレストリーによる8人タッグマッチが実現。ここで事件が勃発した。

 鹿島が岩谷にダイビングフットスタンプを放つもゴキゲンがカット。しかし小波に足を引かれる。ナツコがキッドをキャッチするとルアカが蹴り飛ばし、ルアカと鹿島が岩谷を蹴りまくる。ルアカがSTARSと決別した瞬間だった。

 ルアカは体格差を生かして岩谷に体当たりすると、さらにイスを持ち出し岩谷の脳天を殴打。鹿島が岩谷にビッグブーツからカバーに入ると3カウント。大江戸隊がルアカのアシストにより、勝利を収めている。

 試合後、鹿島がマイクを持ち「岩谷、オマエ、また裏切られちゃったの!見ての通り、ルアカはオマエらとは一緒にやりたくねえってよ!残念だったな」と自身に続くルアカの造反劇をあざわらうかのように岩谷に語りかけると、岩谷は「おい大江戸隊、何回も何回もいいかげんにしろよ。ルアカ…抜けたいヤツは勝手にしろ。引き留めたりはしない。でもこんなに裏切られて、大江戸隊、STARS、これから全面戦争だ」と売られたケンカを買う考えを明らかにする。

 キッドも「おい大江戸隊、いつでもどこでも悪いな!なあ、ルアカ。ザ・ベビーのSTARSvsザ・ヒールの大江戸隊との全面戦争。メチャクチャ面白そうじゃないですか。ウフフ。羽南が戻ってきて、5対5。総力挙げてつぶしにいってやりますよ。最後に勝つのは、正義のSTARSだ」と絶叫した。

 ナツコは「はーい、悪い大江戸隊でーす。全面戦争?その前に岩谷麻優、オマエはなぜ自分から人が離れていくのか、少しない頭絞って考えた方がいいな。そして、そういうヤツらがなぜみんな大江戸隊を希望するのか。オマエらは考えたことあるの?全面戦争、いいね。派手にいこうじゃないの。羽南だっけ、あんな足しにもなんねえようなヤツ連れてきて、どうするつもり?結果はいつも変わんねえなあ。これから先も。ってことで、ビーちゃん、いつものお願いしまーす」とビーに振ると「ダイジョーブ?マユノートモダチ。STARSはじきに麻優だけになるよ。岩谷ショッパーイ。でも渡辺桃が一番ショッパーイ!」と大会を締めている。

 インタビューブースで岩谷は「ふざけんなって感じですね」と怒り心頭。キッドは「ルアカはどんな気持ちで今日、STARSで入場して闘ってたのか全く分からないし、刀羅ナツコには試合前にSNS上で『STARSは一番魅力のないユニットだ』とか、こんなユニットいらねえんじゃねえかとか、バカにしたようなことばかり言われて。ジャングル叫女、羽南がいま欠場中で、ルアカに今日裏切られて、人数が少ないなかでも、いままでやってきたことをすべてクソユニットと言われて否定されたような気持ちになりました。でも、全面戦争、絶対に負ける気しません。STARSはスターダムの正規、正規軍。あんな悪のユニット、正義の私たちがつぶしてやります」と頼もしいコメントを述べた。

 ただ、岩谷は少し冷静になったのか「なぜ、みんな、STARSから離れていくのか。リーダーがいけないんですかね?すいません」と自身の責任についても言及した。

 一方の大江戸隊はお祭り騒ぎで、ナツコは「っつーことで、今日からルアカ、ウチの大江戸隊に来たからよろしく。なんか言ってやってよ、あるんでしょ、いろいろ」とルアカに振ると、ルアカは「なんだろうなあ、あそこはいても成長ができないっていうか」と伸び悩みが大江戸隊入りの決め手になったことを明らかに。

 するとナツコは「それ言われたらおしまいだよ、岩谷麻優。何年目よ、後輩ひとりも育てられないで。だらしねえリーダーだなあ。かわいそう。今後ルアカがどう変わっていくかは。お楽しみに」と黒いルアカを育てていく意向だ。

 そして大江戸隊の勢いは21日も止まらず。メインイベントで行われた20人参加のスターダムランブル(時間差バトルロイヤル)で、なんとルアカが優勝。新木場は連日にわたり大江戸隊がジャックした。

 ナツコは「大江戸隊以外は帰って。帰って、帰って。早く帰らないと罰が当たるよ。帰れよ。トラとサル。トラとサルって干支だっけ?まあいいや。ということで、今日もSTARSに完全勝利しました大江戸隊でーす!ってことで、いまスターダムでイチバンの嫌われ者、ルアカ、一言どうぞ」とお膳立て。

 ルアカは「勝ったー!大江戸隊として、勝ちましたあ~。もう、うれしいんで、あとはないです」とコメント。コメントブースでは「自由に伸び伸びと、やります!」と完全に吹っ切れた様子だった。

 最近は大江戸隊の存在感が薄くなっていただけに、3.3東京・日本武道館大会直前に刺激を与えることができただけでも“デカイ”ルアカの加入は大きい。武道館以降につながる展開になるのは間違いないだけに、スターダム唯一のヒールユニットである大江戸隊の動向は見逃せない。

◆スターダム◆
『新木場大会』
2021年2月20日
東京・新木場1stRING
観衆 146人(コロナ対策限定人数)
▼STARSvs大江戸隊 8人タッグマッチ(30分1本勝負)
●岩谷麻優&ゴキゲンです☆&スターライト・キッド&ルアカ(10分42秒 エビ固め)刀羅ナツコ&鹿島沙希○&小波&ビー・プレストリー
※ビッグブーツ

◆スターダム◆
『新木場大会』
2021年2月21日
東京・新木場1stRING
観衆 164人(超満員札止め=コロナ対策限定人数)

▼スターダムランブル
○ルアカ(14分06秒 オーバー・ザ・トップロープ)飯田沙耶●
※退場順…①ジュリア&中野たむ③レディ・C④刀羅ナツコ&ひめか⑥なつぽい⑦AZM⑧朱里⑨小波⑩ウナギ・サヤカ&スターライト・キッド⑫岩谷麻優⑬鹿島沙希⑭林下詩美⑮上谷沙弥⑯舞華⑰ビー・プレストリー⑱渡辺桃

(どら増田)

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