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阪神・矢野監督、注目のルーキーをズバリ「守備だけじゃなく打撃も」 同期や先輩に危機感をもたらすことを期待

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矢野燿大監督

 元阪神で野球解説者の桧山進次郎氏が、1日放送の『虎たまプレミアム』(ABCラジオ)に生出演。阪神・矢野燿大監督が特に注目しているというルーキーを明かした。

 同日にスタートした春季キャンプに先立ち、矢野監督とオンラインで話す機会があったという桧山氏。今回の番組ではその内容を中心にトークを展開したが、その中で「(ルーキーの中で)誰が注目ですか?」と質問した際の矢野監督の返答を口にした。

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 桧山氏は単純に「誰が注目ですか?」と聞くだけでは、矢野監督は「全員ですよ」と個人名を挙げてくれないと考えたという。そのため、「あえて(言うなら)」と少し踏み込んで聞いてみたところ、矢野監督はドラフト6位・中野拓夢の名前を挙げたという。

 中野は社会人・三菱自動車岡崎から阪神入りした24歳の内野手で本職は遊撃。桧山氏によると、矢野監督は「思った以上に動きが良い」、「守備だけじゃなく打撃も(逆方向に)おっつけるだけじゃなく力強く引っ張る打撃ができる。これはなかなかいいよ」と攻守両面で中野を評価しているという。

 阪神には他にも木浪聖也、北條史也、小幡竜平といった遊撃手がいるが、「(中野の加入で)今までいる選手もうかうかできないし、すごく刺激を与えてくれるんじゃないみたいな(期待を矢野監督から感じた)」という桧山氏。「(矢野監督は)『守れないとレギュラーにはなれない』っておっしゃってたんで、(守備で定位置をつかめるか)この中野選手は注目ですね」と、遊撃争いの中心的存在になることを期待していた。

 今回の放送を受け、ネット上には「ファンやメディアが注目してるのはドラ1の佐藤(輝明)だけど、矢野監督はそれ以上に6位の中野の方が気になるのか」、「中野は井端(弘和氏/元中日他)が去年のドラフト前に評価してて、掛布(雅之氏/元阪神)も今日のキャンプ中継でイチオシの選手って言ってたな」、「矢野監督の見方が合ってるのかどうか、早く実戦でのプレーを見てみたいな」といった反応が多数寄せられている。

 今回名前が挙がった中野は日大山形高、東北福祉大、三菱自動車岡崎を経て阪神入りした選手。三菱自動車岡崎では加入1年目の2019年から遊撃のレギュラーを務め、社会人選抜の一員として参加した同年オフのアジアウインターリーグでは全選手中2位の打率(.371)を記録。翌2020年は公式戦で無失策を続ける傍ら都市対抗野球予選では2本塁打をマークするなど攻守両面で活躍し、内野の底上げを狙う阪神からドラフト指名を受けている。

 初実戦となる4日の紅白戦に向け、「即戦力として期待されているので、スタートダッシュを決めないといけない」と語ったことが伝えられている中野。打撃、守備の両方で矢野監督にアピールすることはできるだろうか。

文 / 柴田雅人

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