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『教場II』、キムタクの“見殺しシーン”に批判「明らかにやりすぎ」ドン引きの声も

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松本まりか

 スペシャルドラマ『教場II』(フジテレビ系)の後半が4日に放送され、平均視聴率が13.2%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)だったことが各社で報じられている。前半の13.5%からは0.3ポイントのダウンとなってしまった。

 2020年1月4日、5日に放送されたドラマ『教場』(同)の続編にあたる本作。主演の木村拓哉が右目義眼で白髪の鬼教官・風間公親を演じ、新境地を切り開いたとして大きな反響を集めていた。

 しかし、『II』はドラマファンからはツッコミが多々聞かれる結果に。前作は風間の厳しさが大きな話題になったが、本作ではそれを狙い過ぎたのかセンセーショナルさを過剰に演出するシーンが多く見られた。

 最も視聴者の反響を集めたのは、田澤(松本まりか)が比嘉(杉野遥亮)に迫り拒絶された挙句、風間に「何度も誘われた」と虚偽の報告をしたことに端を発するシーン。火災現場の訓練で生徒たちがビルの上階からエアマットに落ちる体験をしていた際、風間は消防隊にエアマットの空気を抜かせた上で田澤を落下する位置に立たせると、比嘉に腕を持つよう指示。足を滑らせて比嘉に支えられただけになった田澤はパニックになるも、風間は田澤の嘘を追及してからそのまま立ち去り、田澤は4階の高さから落下するというものだった。

 「結局、消防隊員が落下の直前に機転を利かせてシートを広げたため、田澤は軽傷で済みましたが、この風間の対応に視聴者からは、『これ本当に死んでたら比嘉君がトラウマになるだけじゃん』『下手したら風間の殺人未遂でしょ』『明らかにやりすぎ』といったドン引きの声が聞かれました。インパクトこそ十分にあったものの、消防隊が対応しなければ運悪く死んでいた可能性もあるため、『やりすぎ』の声が広がったようです」(ドラマライター)

 ​>>キムタク主演『教場』、原作改悪で視聴者混乱?“盗難事件”シーンの違和感の正体は<<​​​

 また、他にもツッコミどころがあったという。

 「ストーリー後半では、元々199期で休校届を出した後に200期として復帰した史穂(上白石萌歌)のトラウマが明らかに。実は1年前の交通指導の訓練中、出馬(重岡大毅)が運転する車が暴走し、轢かれた浦美(三浦貴大)が右腕や右足を骨折する事故が発生。当初、出馬は『車に蜂が入ってきた』と話していたものの、実は総代候補のライバルを消すためにわざと起こした事故だといい、出馬はそれを史穂に打ち明けた後、目の前で飛び降り、腰の骨を折る重傷を負いました。それがトラウマになっていた史穂ですが、最後には二人と再会し、和解。さらに出馬から『体が治ったらもう一度警察官に挑戦する』という宣言も飛び出していました。しかし、視聴者からは『こんなやつが警察官とか怖いわ!』『いくら史穂のトラウマ解消だからってわざと人轢くようなやつが警察官って無理』という厳しい声が聞かれる事態となりました」(同)

 前作は話題となったものの、今回はドラマファンから多くのツッコミを集めてしまったようだ。

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