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元横浜・駒田氏、巨人と“喧嘩別れ”の真相を明かす 「黙って横浜へ行け」決断を後押しした意外な人物とは

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駒田徳広氏

 日本プロ野球名球会公式ユーチューブチャンネルが9日に投稿した動画に、元巨人で野球解説者の駒田徳広氏がゲスト出演。現役時代に決断した巨人から横浜(現DeNA)へのFA移籍の真相を明かした。

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 当時プロ13年目・31歳の1993年オフに巨人から横浜にFA移籍し、巨人生え抜きとしては初めてFAで国内他球団に移籍した選手となった駒田氏。今回の動画では、当時の長嶋茂雄監督の前に巨人を率いた藤田元司前監督(故人)の言葉が移籍決断の理由と明かしその経緯を語った。

 1993年は「.249・7本・39打点・109安打」と不振に終わり、当時の中畑清打撃コーチとの確執も度々報じられていた駒田氏。「このまま巨人にいると控えになってしまう」と危機感を抱きFA宣言したがそれでも迷いが生じていたため、自身がプロ入りした1981年当時の指揮官でもあった藤田前監督に電話で去就を相談したという。

 すると、藤田前監督は「巨人を出るだけの勇気と根性はあるか」と、当時は今以上に誰もが憧れる球団だった巨人を自ら出ていく覚悟はあるのかと質問。これに対し駒田氏が「いろんな準備も覚悟もできてます」と答えると、藤田前監督は「じゃあ出ろ」と移籍を後押しすると同時に、「どこから話がきてるんだ?」と獲得を打診している球団を聞いてきたという。

 オファーが届いている球団を駒田氏が複数明かすと、藤田前監督はその中から「コマ、何も言わずに黙って横浜へ行け」と横浜を選ぶよう助言。駒田氏によると、藤田前監督は1989~91年にかけ巨人でヘッドコーチを務めた近藤昭仁監督が率いる横浜なら悪いようにはしないだろうという思いで横浜入りを勧めてきたという。

 藤田前監督の言葉を受け横浜移籍を決断した駒田氏は、正式契約後に改めて藤田前監督に電話で報告。すると「(巨人での13年間は)立派だった、頑張ったよ」、「横浜に行っても何も言わずに頑張るんだよ」とねぎらいと激励の言葉をかけてくれたため号泣したと語っていた。

 駒田氏はこの他にもプロ1年目の1981年に当時の王貞治助監督から激怒された話や、今でも印象に残っている長嶋監督のベンチ内での独り言などについて動画内で語っている。

 今回の動画を受け、ネット上には「当時は首脳陣と折り合いが悪かったから決断って言われてたけど、前監督に相談してたことは知らなかった」、「藤田さんのことは名前しか知らないけど、物凄く人情味のある監督だったんだな」、「今でいったら高橋由伸(前巨人監督)が亀井(善行)をDeNAに行かせるみたいなものって考えると凄い話だな」、「結果的に1000本近くヒット打ったわけだから横浜移籍は大正解だったな」といった反応が多数寄せられている。

 現役時代に巨人(1981-1993)、横浜(1994-2000)でプレーした58歳の駒田氏と、監督として巨人(1981-1983,1989-1992)を2度指揮し、2006年2月9日に74歳でこの世を去った藤田前監督。両者は1981~83年、1989~92年の7シーズンにわたり共に巨人で戦っている。

 巨人時代に「.289・132本・484打点・1027安打」といった数字を残した駒田氏は、横浜でも「.289・63本・469打点・979安打」と活躍し通算2000本安打も達成している。成功に終わったFA移籍の裏に藤田前監督の存在があったことに驚いたファンも多かったようだ。

文 / 柴田雅人

記事内の引用について
日本プロ野球名球会公式ユーチューブチャンネルより
https://www.youtube.com/channel/UC9ycDcfxt5ge3hUFfnqnQ9Q

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