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ダルビッシュ、新球“スプリーム”を解説 150キロの球速で変化?「沢山の投手の武器になる」と自信も

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ダルビッシュ有(写真はレンジャーズ時代)

 カブス・ダルビッシュ有が30日、文章や写真、イラストなどを投稿できるWEBサービス『note』に投稿。自身が考案した新変化球“スプリーム”について言及した。

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 スプリームとは、ダルビッシュが20日に自身の公式ツイッターに投稿した動画内で披露した新変化球のこと。ダルビッシュは動画に添えたツイートで「これがスプリームです 150km/hはでます」と速球系の変化球である旨を明かしていたが、30日に開始した『note』で詳細を自ら解説した。

 スプリームについて、ダルビッシュは「どんな変化球かというとスプリットとツーシームの間のような球」と説明。速い球速で下方向に落ちるスプリットと、打者の手元で小さく変化するツーシームを掛け合わせた球種だという。

 球速については「ブルペンでのストレートの球速は93〜96マイル(149〜154キロ)ぐらいなんですがこの球は92〜94マイル(148〜151キロ)ぐらい出ます」といい、変化量については「4シームに比べ、約18cm落ちていて、約10cmシュートしている感じ」とのこと。右投手である自身が投げると、自身から見て右斜め下方向にストレートと同じ速さで変化するようだ。

 『note』内ではこの他にもスプリームの球質や、変化が似ていると言われたというNPB現役投手の変化球について明かしたダルビッシュ。投稿の最後には「この球が通用すると沢山の投手の武器になるかもしれません」と自信をのぞかせた上で、「次はこのスプリームを投げている投手1人を見つけたのでその人について書いてみます」と予告していた。

 今回の投稿を受け、ネット上には「空振りを取る球っていうよりは、バットの芯をずらしてゴロやファールを誘う球って感じがするな」、「速球とほぼ同じ速度で小さく曲がるのは打者にとってかなり厄介になりそうだな」、「今までに無い変化球だから初見では絶対に打たれなさそう」、「既に使ってる投手もいるし、これからどんどん習得する投手が増えるだろうな」といった反応が多数寄せられている。

 今回ダルビッシュが考案したスプリームは、ソフトバンク・千賀滉大が早くも26日の二軍戦・対阪神戦で使用。試合後の報道によると、千賀はダルビッシュ本人から送られてきた投球動画を見て習得に励んでいるといい、「もう少し球速が出れば理想」と手ごたえも口にしたことが伝えられている。

 ダルビッシュや千賀がスプリームを駆使して結果を残せば、他の投手が「自分も投げてみよう」と追随することは想像に難くない。約10日前に披露されたばかりの新球は、今後投手たちの間で一大トレンドとなる可能性も秘めているのかもしれない。

文 / 柴田雅人

記事内の引用について
ダルビッシュ有の公式『note』より
https://note.com/faridyu
ダルビッシュ有の公式ツイッターより
https://twitter.com/faridyu

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