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DDT遠藤哲哉が有言実行!田中将斗への挑戦“剣”獲り戻す!

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遠藤哲哉

 DDTプロレスは16日、無観客試合によるTVマッチ『DDT TV SHOW!#3』を動画配信サービス『WRESTLE UNIVERSE』(DDT UNIVERSE改め)で世界配信した。

 メインイベントでは、遠藤哲哉が“カリスマ”佐々木大輔とタッグを結成し、「オールアウト」の竹下幸之介、彰人組と対戦。試合は一進一退の激しい攻防となったが、15分過ぎ、サソリ固めの体勢に入った彰人を遠藤がエビ固めに丸め込んで3カウントを奪取し、勝ちどきを挙げた。彰人は「いつでもどこでも挑戦権」を有していたため、この権利は遠藤に移動する。

 マイクを持った遠藤は、今林久弥アシスタントプロデューサーを呼び出すと、「さいたまスーパーアリーナはなくなったけど、この挑戦権はKO-Dに挑戦する“剣”に挑戦できるのか?」と確認。行使可能とわかると、「樋口(和貞)!いたら出てこい!これが何かわかるか? 今からテメェの剣に挑戦してやる」とアピール。今林APは「今ですか?」と当惑したが、ルール上問題ないため、急きょ、“挑戦剣”争奪戦が組まれた。

 想定外だった樋口はリングシューズを履いておらず、裸足のまま試合をする事態になってしまったが、元力士(最高位幕下・北道山)なだけに問題はなさそう。場外戦でスタートした試合で、樋口はラリアット、パワースラムなど得意のパワー殺法で攻め立てた。遠藤もエプロンでのブレーンバスター、スワンダイブ式ファイアーバードスプラッシュなどで反撃。その後、壮絶なチョップ合戦、ラリアット合戦が繰り広げられたが、遠藤が旋回式トーチャーラックボムから、鮮やかなシューティングスタープレスを決めて、フォール勝ち。遠藤は休憩なしのハードな2連戦を制し、“挑戦剣”の奪還に成功。

 2試合を終えた遠藤は「1回、こんな挑戦剣いらないと言ったけど、レスラーは自分の発言に責任を持たなきゃいけない。前回(5月2日)、『挑戦剣を取り戻す』と言った。言ったことは守る。有言実行だ。今林さん、この剣はいつ使えるんだ?」とマイク。本来、この挑戦剣はさいたまSAで使用できるものだったが、同大会の開催が見合わせになってしまったため、現時点では未定で、今林APは「しかるべき場所を用意します」と回答。

 再びマイクを持った遠藤は「今日もこんな薄暗い会場で、観客もいない中でプロレスしたけど、なかなか慣れないものだな。オレたちもつらいけど、世の中の全員、総じて大変な思いをしてると思う。でも絶対100パーセント、この苦境を乗り越えて、また満員の会場でプロレスができるよう、DDTのレスラー全員で願ってる。その前に挑戦するのかもしれないけど、それまでこれは守り抜く」とアピール。バックステージでは「有言実行。言ったことには責任取る!(2試合でも)あんなヤツ、余裕だよ。力でしかモノ言わせられない。ちょっと頭を使えばね。頭の差だよ」とコメント。わずか14日で遠藤に“挑戦剣”を獲り返されてしまった樋口は、長い沈黙の後、「また一からやり直します」とガックリ肩を落としていた。

 田中将斗と樋口のタイトルマッチに向けた機運が高まっていただけに、予告していたとは言え、こんな形で遠藤が田中への挑戦剣を獲り戻すとは想像出来なかった。遠藤の勢いは田中戦まで止まらないのか?DDTでは、さいたまSAで開催を予定していたビッグマッチ「WRETSLE PETER PAN 2020」を6月6日、7日に無観客による配信(7日はABEMAでも放送)すると発表しており、ここで動きがあるかもしれない。

(どら増田)

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