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史上初?テレビでイケメンとガチ添い寝が実現、人選がマニアック?

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 VR動画の登場によって、それまでは平面だったエンタメ業界が立体化してきた。アーティストのコンサートやアダルト産業の発展は特にめざましく、ユーザーのリビドー(性的衝動)を著しく刺激している。そんな波に便乗すべく、試金石としてトライしたのが、挑発的なコンテンツを発信し続けることで知られるテレビ東京。視聴者ターゲットを深夜の女性に絞り、艶っぽさを提供した。視聴者がリモコンでイケメン男子を操作しながら、完全没入できる体感型ドラマ「添い寝くん2.5≦3.0」をオンエアしたのだ。

 「したのだ」と過去形なのは、3月9日から11日、わずか15分間の放映が終了しているからだ。しかし、舞台「刀剣乱舞」シリーズに出演した2.5次元俳優・和田雅成のVR添い寝動画は、VRゴーグルはもちろん、スマホでも楽しめるVR動画配信サービス「360Channel」(サンロクマルチャンネル)となってカムバック。のみならず、イケメンが本当に自分の横で寝ているかのような錯覚に陥るサービスもある。

 添い寝用新技術「こっち向いてよ」モードがそれで、見逃し配信では「左向き動画」と「右向き動画」が選べる。要は同番組、端っからテレビ視聴用ではなく、動画配信用に撮られていたのだ。
 その上で、作中に出てくる添い寝アイテムをネット通販で即購入できる用意周到ぶり。ちなみに、「西川 雲の上のふわっと枕」は、税込5,980円とお求めやすい価格だ。

 個性豊かな”添い寝くん”は、同棲中の年上イケメン彼氏、優しく看病してくれる保健医、筋トレジム中の汗がしたたるマッチョなど、さまざまなシチュエーションで登場する。先の和田のほかに、NHK総合の「筋肉アワー」に出演したジュノン・スーパーボーイ・コンテストのファイナリスト・加藤玲大、ハイパープロジェクション演劇「ハイキュー!!」に出演した一ノ瀬竜、秋元康とテレビ東京プロデューサー・佐久間宣行が手掛ける青春バラエティ番組「青春高校3年C組」から誕生した木目田俊など、人選は実にニッチ。爆発的な人気を持つわけでない分、リアルさが増す。その微妙な距離の近さが、添い寝の肝なのだ。

 番組ラストでは、収録風景のウラを撮ったメイキング映像が流れた。そこに映し出されたのは、イケメンを超至近距離で撮る40代のイケてない男性カメラマン。イケメンからエロっぽい視線を送られても、黙々と仕事をこなし、カメラをゆっくり回転させたり、身体を妙な角度でくねらせて、イケメンの筋肉に迫ったり。向き合う2人の男性の容貌の隔たりが、妙な面白みと安心感を生んでいた。

 本放送の第2弾があるのかは不明。しかし、テレ東が着目した新時代VRのビジネスモデルとしては大成功。これからの時代は、観るから感じる、であるようだ。
(伊藤由華)

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