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76歳でマンションの壁によじ登り盗みを重ねた「元祖クモ男」【驚きの高齢者事件簿】

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画像はイメージです

 若い頃「やんちゃ」していた人ほど、成人し更生すると優しく真面目になると言われる。特に高齢になってくると、体力的な衰えもあり、たとえ前科者でも過ちを悔い改め、まっとうな生活に戻るイメージあった。

 ところが、昨今の高齢者は、栄養事情や医療技術の向上で体力が有り余っていることや、生活苦などの理由で犯罪者を重ねる人物も多い。中でも、世間を震撼させたのが、2018年に逮捕された当時76歳の男である。

 男は2018年5月、大阪府大阪市西成区のマンションに、壁をよじ登り3階のベランダから侵入。現金6000円を盗む。さらに、大阪府吹田市でも、同様の手口でマンションの4階に入り、現金2000円とスニーカーを盗んだ。

 マンションの上階に忍び込む手口に、76歳の男が捜査線上に浮かび、逮捕される。刑務所を出所したばかりで金がなく、容疑を認め、「生活費のためにやった」などと供述。住居侵入と窃盗の疑いで逮捕された。

 なぜ、この男が特定されたのか。それは、この男が壁を上り部屋に侵入する方法で長年に亘り犯行を重ね、「元祖クモ男」と呼ばれるほどの有名人だったからである。一歩間違えれば転落死する可能性もある上、高齢で体力も落ちているはずだが、男が生きる道は「窃盗」しかなかった。
 「元祖クモ男」の逮捕に、2018年当時、ネットでは「情けない」「76歳にもなって何をしているのか」「泥棒としてしか生きる術がないかわいそうな人」など、怒りや呆れの声が相次ぐ。また、「もう少し早くボルダリングがメジャーになっていれば代表選手になれたかも」「その運動神経をほかの仕事に活かせなかったのか?」「特技を犯罪にしか活かせなかったのは悲しい」などと、ビルの壁をよじ登る能力については評価する声が上がった。

 76歳になっても懲りなかった「クモ男」。これ以上、罪を重ねないことを祈るばかりだ。

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