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『テセウスの船』、原作ファンも巻き込みますます盛り上がる?「ネタバレ」された視聴者も歓喜

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竹内涼真

 日曜劇場『テセウスの船』(TBS系)の第3話が2日に放送され、平均視聴率が11.0%(ビデオリサーチ調べ、関東地区、以下同)だったことが各社で報じられている。第2話の11.2%からは0.2ポイントのダウンとなった。

 第3話は、心(竹内涼真)が音臼村で起こった一連の事件の容疑を掛けられ、刑事の金丸(ユースケ・サンタマリア)に逮捕されてしまうというストーリー。逮捕される寸前、未来の出来事が描かれたノートと免許証はかろうじて捨てるが、釈放後、心の元に免許証が届けられ、捨てたはずの場所からノートを見つけることはできず。心は父・文吾(鈴木亮平)に真実を話すかどうか葛藤し――というストーリーが描かれた。

 第3話まで、ほぼ視聴率を落さずに来ている本作だが、実は真犯人を巡り、原作者からある発表が行われ、作品ファンから喜びの声が聞かれているという。

 「原作はすでに完結しているということもあり、ネット上では放送開始当初から真犯人を暴露する、いわゆる“ネタバレ”が横行し、ドラマだけを楽しみにしていた視聴者から苦言が寄せられていました。しかし、1月30日にTBSで行われた、探偵および探偵学校に通う生徒が参加する『考察大会』の中では、原作者・東元俊哉氏からの手紙が読み上げられ、そこに『真犯人は原作と違うとお聞きしております』と記されていたとのこと。これには、ネタバレを認識してしまったドラマファンから歓喜の声が聞かれたほか、原作ファンからも『また一から考察できてうれしい!』『原作好きだけど違う展開あってもいいと思うし、犯人捜しにハラハラできるの楽しい』という声が殺到。通常、原作と実写化の違いはバッシングが起きても仕方がないことでもありますが、逆に称賛を集めるという珍しい事態となっています」(ドラマライター)

 一方では、ストーリーのある粗も指摘されている。

 「ミステリードラマということで、ハラハラする展開を楽しみに観ている視聴者も多い一方、心がノートや免許証を適当に投げ捨てたり、終盤では青酸カリの瓶を見つけ、慌てて素手で触るなど、主人公の浅はかさや雑さが目立つシーンにはツッコミが殺到。『間抜けすぎる』といった苦言が聞かれています。さらに、青酸カリの瓶を持ったまま転げ落ち、瓶で手を切ってしまうシーンもあったのですが、『青酸カリの瓶で手切ったら死ぬでしょ!』『なぜここで平気に生きてるのか分からない』という困惑の声も。細かな粗さがたびたび指摘されています」(同)

 今期の中でも人気作となっている『テセウスの船』。今後、このツッコミどころを減らすことはできるだろうか――。

記事内の引用について
『テセウスの船』公式サイトより https://www.tbs.co.jp/theseusnofune/

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