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【DeNA】主力に故障者続出…若手起用も沈黙のベイスターズ打線

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中川大志

☆相次ぐ故障者

 交流戦の最終カード、大阪に乗り込んでのオリックス戦の初戦、キャプテンである主砲・筒香嘉智の名前がスタメン表から消えた。上半身の張りが原因だという。その前から、ハムストリングス故障のホセ・ロペス、腰痛の梶谷隆幸、発熱のネフタリ・ソトは抹消されており、まさに、「飛車角金銀落ち」の事態となった。

 この3連戦のクリーンアップは、4番宮崎敏郎は固定ながら、初戦は3番ルーキー楠本泰史、5番二年目佐野恵太。2戦目は3番佐野恵太、5番楽天から戦力外で今年入団の中川大志。3戦目は3番桑原将志、5番中川大志と毎日変わった。その他の打順も、1番の神里和穀以外は全て猫の目だった。もちろん相手投手との兼ね合いもあっての起用だが、固定できない苦心のオーダーであると感じざるを得ない。

☆深刻な得点力不足

 この3連戦で奪った得点は計5点。ヒットも初戦こそ11安打を放ったが、2戦目は3安打、3戦目は4安打と押さえ込まれ、三振は合計で36をも数えた。バントなどの小技も見られず淡々と試合は進み、オリックスの先発、西、ディクソン、田嶋の調子も良かったこともあるが、"飲み込まれて"しまっているかの感覚を覚えた。そんな中、投手陣が点を与えず、神里のタイムリーで、ひとつでも勝ち星をあげられた事をポジティブに考えるべきなのか、とも考えてしまう。実際オリックスファンは「三タテしたかった」と口にするファンが多く見られた。

☆ピンチをチャンスに

 初戦にホームランをかっ飛ばし、長打力をアピールした中川は「ケガ人が多くチームは苦しいが、いるメンバー全員で勝とうとしてる」と語り、2戦目で殊勲の決勝スリーベースを放ったルーキー神里も「今いるメンバーひとりひとりが、自分の役割を果たせば勝ちは付いて来る」と二人ともチーム一丸を強調しながらも、アピールに成功した。初戦の最終回には関根大気や飛雄馬、柴田竜拓らがヒットやフォアボールを絡め、諦めない姿勢を示した。例え主力が帰ってきても、ここでアピールできれば、今年のラミレス采配の傾向からもスタメン起用される可能性は高い。若手プレーヤーには絶好のチャンスの今、ひとりでもブレイクしてくれることを祈る。

取材・文 ・ 写真/ 萩原孝弘

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