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京成柴又駅前の土産店で販売されている「寅さんキューピー」は寅さんではない!?

 新年を迎えて一段と活気づく寅さんの故郷、葛飾柴又。山田洋次監督の名作映画「男はつらいよ」シリーズで、渥美清さん演じる車寅次郎は正月に実家に戻ったためしがない。テキヤ稼業のかきいれどき、旅先から妹さくらに宛てた年賀状が届くシーンで幕を閉じる。
 舞台となった京成柴又駅前には寅さんの銅像が立っている。1996年に急逝した渥美清さんを惜む全国の寅さんファンの募金によるものだ。
 柴又帝釈天に参拝する初詣客の記念撮影はいっこうに途切れず、うらやましいモテっぷりだった。
 その寅さん像と十数メートルしか離れていない土産店店頭で「寅さんキューピー」(680円)という珍妙なストラップが販売されていた。店員は「以前からあった寅さんキューピーが消滅しそうになったのでメーカーに『待った』をかけて共同開発したんです。以前の商品はお守りもぶら下げていなかったし、シャツの色も青じゃなくて白だった。随分と寅さんらしくなった」と誇らしげに話す。

 ところが製造元の玩具メーカー「となりのみよちゃん」(本社川口市)は「それはあくまでキューピーであって寅さんではない。どこにも寅さんとは書いていないし、寅さんに似ているというだけのことでしょう?小売店の要望を受けてウチが製造したものですが、『寅さんキューピー』などと勝手に名前をつけて販売するのはやめてくれと指導している」と警戒心あらわ。
 キューピーには版権そのものがないため自由に使えるが、寅さんは…ということのようだ。参拝客には結構な人気だったが、四角い顔がトレードマークの寅さんには、トンガリ頭は似合わない。

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