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テレ東が『24』ファイナルシーズンの放送を見送り 福島原発事故の状況に配慮

 テレビ東京が4月13日から予定していた、人気海外ドラマシリーズ『24 -TWENTY FOUR-』ファイナル・シーズンの放送を見合わせることが、6日に明らかになった。

 テレビ東京の公式サイトには延期の理由について、「震災発生に伴う福島第一原発の状況を踏まえ、同作品の放送を一旦見送るべきと判断しました」と発表されている。今後の放送予定については未定とのこと。

 同放送枠では、最終シーズンであるシーズン8の代わりに、名作とファンの間では評価の高いシーズン5が放送される模様。『24』は、これまでフジテレビが継続してシリーズを放送しており、最終シーズンのみがテレビ東京で放送されることでも話題になっていた。

 『24』ファイナル・シーズンのストーリーは、キーファー・サザーランド演じる対テロ機関捜査官ジャック・バウアーが、放射能に被ばくしながらも核燃料棒を敵から守るというもの。

 テレビ東京と言えば、どのような社会的な大事件が起こり、他局が報道番組一色になっている状況においても、唯一普段通りの番組を放送する「伝説」が数々残っている。1991年に起こった湾岸戦争の時は各局が報道特番に変更する中、テレビ東京ではアニメ「楽しいムーミン一家」を放送。先の1995年の阪神・淡路大震災の際においては「楽しいムーミン一家」の再放送がされていた。

 福島第一原発の事故での放射能漏れで、近隣の住民が避難をしている状況や、戦後日本史上最大の災害と言われる今回の震災被害においては、数々の「伝説」を持つテレビ東京であっても、ドラマの内容を不適切と判断して自粛せざるを得なかったか。

(川上三白眼 山口敏太郎事務所)

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