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月9以外が“視聴率ワースト争い” 断トツ壊滅中のフジテレビ夏ドラマ

 今月、民放各局の新ドラマが続々とスタートする中、フジテレビの連ドラ4本のうち、月9枠の「コード・ブルー-ドクターヘリ緊急救命-3rd season」以外はそろってコケてしまい、視聴率ワースト争いを繰り広げてしまっている。

 このところ、視聴率が1ケタを連発して低迷していた月9。しかし、山下智久主演の「コード・ブルー」は見事にその低迷を打開。初回は16.3%(ビデオリサーチ調べ、関東地区、以下同)で民放キー局の連ドラの初回で断トツのトップ。第2話も15.6%で好調をキープしている。

 一方、残りの連ドラ「僕たちがやりました」、「セシルのもくろみ」、「警視庁いきもの係」はいずれも放送された全話が1ケタを記録してしまっている。

 「『いきもの係』はなかなか新しい刑事ドラマの発想。もともと視聴率がとれない日曜午後9時のドラマ枠にもかかわらず初回は8.9%を獲得。第2話以降が期待されたが、第3話で6.0%までダウンしてしまった」(テレビ関係者)

 「僕たちがやりました」は人気上昇中の窪田正孝、来年上半期のNHK朝の連続テレビ小説「半分、青い。」のヒロインをつとめることが決定している永野芽郁、さらには今勢いに乗る新田真剣佑をそろえたが、初回は7・9%、第2話は6・5%と低迷してしまった。

 「『いきもの係』主演の渡部篤郎、そして窪田、永野はいずれも同じ事務所に所属。フジが3人の事務所とのパイプを太くしようと思って起用したようだが、3人ともドラマでの数字を持っていなかった」(芸能プロ関係者)

 もっともアテが外れたのは真木よう子主演「セシルのもくろみ」。初回から5.1%、4.5%、4.8%と低迷。現状では断トツの視聴率ワーストとなってしまった。

 いずれにせよ、このままだと、フジのドラマから今季の視聴率ワーストドラマが出そうだ。

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