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BTS、騒動の渦中でもドキュメンタリー映画が異例のヒット

 メンバーが着用していた「原爆Tシャツ」や「ナチス帽」に批判が集まった騒動で渦中の韓国の人気グループ・BTS(防弾少年団)だが、15日から同グループ初のドキュメンタリー映画「Burn the Stage the Movie」が全国95館で公開されている。

 同映画は約300日間、世界19都市、40公演で55万人を動員した同グループのワールドツアー「2017 BTSライブ3部作 エピソード3 THE WINGS TOUR」に密着。

 同ツアーの模様を追った、18年3月にYouTubeで配信されたドキュメンタリーシリーズ「BTS: Burn The Stage」では描かれなかったシーンや映像で編集されている。

 そこで気になるのが観客動員。11月17日〜18日の国内映画ランキング(全国週末興行成績・興行通信社提供)が発表され、1位の「ボヘミアン・ラプソディ」は368館、3位の「人魚の眠る家」は327館など大規模公開の作品がトップ10にランクインした中、BTSの映画は7位に入った。

 「騒動によって日本国内では批判的な声が多く上がった。そんな状況だけに、出場内定と言われていた大みそかのNHK・紅白歌合戦には選ばれなかったが、映画の客足はかなり順調。入手困難なBTSの公演チケットをめぐっての詐欺被害が多発したこともニュースになってしまっている」(音楽業界関係者)

 今回の騒動を受け、「日本から撤退」という報道も出ているが、人気はまだまだ衰えていない模様だ。

 そんな中、一部韓国メディアによると、BTSの所属事務所が19日、公式ファンサイトに「アーティストの権利侵害に関する法的対応の進行状況の案内」と題した長文を掲載。BTSに関して虚偽の内容を流布したネットユーザーを告発する措置をしたことを表明したという。

 悪質過ぎる書き込みに事務所側もついに堪忍袋の緒が切れてしまったようだ。

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