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【週刊テレビ時評】いまひとつ視聴率伸びなかった杏主演の恋愛コメディ「デート〜恋とはどんなものかしら〜」

 今クール、大きな注目を集めていた杏主演のフジ月9ドラマ「デート〜恋とはどんなものかしら〜」(月曜午後9時〜)の視聴率がいまひとつ伸び悩んでいる。

 初回こそ、14.8%(数字は以下、すべて関東地区)で今クールの民放連ドラでは最もいいスタートを切ったものの、第2話=13.6%、第3話=11.0%、第4話=12.4%、第5話=11.1%、第6話=11.6%と伸び悩み、第7話では10.4%まで落ち込んだ。

 第8話では持ち直し、13.9%まで上げたものの、第9話(3月16日)は12.3%で、ここまでの平均は12.4%。次回(同23日)はいよいよ最終回。果たして、どこまで数字を上がることができるか?

 杏は長く脇役での下積みが続いたが、ヒロインを務めたNHK連続テレビ小説「ごちそうさん」(13年9月末〜14年3月)が平均視聴率22.4%の大ヒット。14年4月期の「花咲舞が黙ってない」(日本テレビ)も平均16.0%の好視聴率をマークし、“新・視聴率女王”と呼ばれるようになった。それだけに、「デート〜恋とはどんなものかしら〜」でも、できるだけ高い視聴率をマークして、女王の面目を保ちたいところだ。

 草なぎ主演「銭の戦争」(フジテレビ/火曜日午後10時〜)第10話(同10日)は13.9%で、前週より0.1ポイントダウン。

 堀北真希主演「まっしろ」(TBS/火曜日午後10時〜)第9話(同10日)は5.4%で、前週より0.5%ポイント上げて、3週連続5%割れは回避。

 柴咲コウ主演「○○妻」(日本テレビ/水曜日午後10時〜)第9話(同11日)は13.9%で、前週より1.0ポイントアップ。

 真木よう子主演「問題のあるレストラン」(フジテレビ/木曜日午後10時〜)第9話(同12日)は9.0%で、再び1ケタ台に転落。

 田中麗奈主演「美しき罠〜残花繚乱〜」(TBS/木曜午後9時〜)最終回(第10話=同12日)は過去最高の8.5%で、全話平均は6.6%だった。

 亀梨和也主演の深夜ドラマ「セカンド・ラブ」第6話(同13日)は7.4%で、前週より0.3ポイントアップ。

 西島秀俊主演「流星ワゴン」(TBS/日曜日午後9時〜)第9話(同15日)は10.1%で、前週より0.9ポイントダウンも、2週連続2ケタ台をキープ。

 また、低迷続くNHK大河ドラマ「花燃ゆ」(井上真央主演/日曜日午後8時〜)第11話(同15日)は14.0%で、前週より1.3ポイント上げ、7週ぶりの14%台となった。

(坂本太郎)

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