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本当にあった怖い彼氏〜幼馴染の彼の裏の顔〜

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画像はイメージです。

南陽菜(21歳・仮名 大学生)

 私には4歳年上の幼馴染の男性がいます。彼は実家の隣に住んでおり、物心ついた時から家族ぐるみの付き合いをしていたんです。またお互いの家で遊んだり、学生時代はよく勉強を教えてもらったりしましたね。

 とはいえ私たちは兄と妹のような存在で、決して一線を越えるようなことはありませんでした。それから彼は高校を卒業し、進学のため上京。私も4年後に東京の大学に合格したことで、都内に住むこととなりました。その後は前と変わらず、よく食事をしたりして交流するようになりました。

 大学入学後、私は同じサークルの人と付き合うようになったのですが、恋愛相談をしていたのも幼馴染の彼でしたね。でもそのうち、恋人とうまくいかなくなり破局。その時もいつも一緒にいてくれたのが、彼だったんです。いつしか私は彼の家に泊まるようになり、親密な関係になっていました。もう新しい人と出会うよりも、私のことを昔から知ってくれている彼の方が、幸せになれるかもしれないと思ったんです。

 恋人関係になって3か月ほど経ったある日、私は彼の家へ泊まりました。その翌日、彼は朝から仕事に出かけて行き、私は大学の授業が昼からだったので、部屋でゴロゴロしていました。彼は昔からズボラな性格で、玄関にも靴が散乱。なので私が出かける際に整頓しようと、下駄箱を開けた時のことです。なぜかその中から、私が中学の時に使っていた上履きが出てきたのです。直筆の名前も書いてあったので間違いありません。それがまさかこんなところから出てくるとは。もし彼が盗んでいたと思うとゾッとしました。しかも当時は、上履きだけでなく、水着や下着もなくなっていましたから、まだ部屋のどこかにあるかもしれません。私の家に出入りしていた幼馴染なら、盗むことは可能ですし。とはいえ家族ぐるみで仲が良いという関係上、絶縁することも出来ませんから、このことはまだ彼には伝えられていません。

(取材/構成・篠田エレナ)

写真・The hills are alive

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