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『南北朝鮮』『ベトナム』…もう1つの分断国家『モンゴル』の悲劇

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提供:週刊実話

 韓国世論調査機関の『韓国リサーチ』が、先ごろ韓国成人1200人を対象に実施した文在寅韓国大統領の国政運営に対する調査によると、その支持率は32.4%となったことが分かった。曺国(チョ・グク)法相については、「任命は間違っている」と答えた人が54%と過半を超えた。

 「検察改革は言うなれば、検察に殺されたも同然の文氏の師匠、廬武鉉(ノ・ムヒョン)元大統領の復讐ですから何としてもやり遂げなければならないという決意のもとに行われています。それと『積弊清算』を貫徹するためには曺法相は不可欠な存在ですから、国民の過半が何と言おうと押し切らなければならないのです」(韓国ウオッチャー)

 親北を徹頭徹尾貫く文氏の根底に流れているのは、北朝鮮が朝鮮民族の正統であるという信念である。
「日本が朝鮮半島から撤退した直後、朝鮮半島では2つの大きな政治勢力が拮抗していました。ソ連の傀儡として北部を支配していた共産ゲリラ軍と、旧満州国軍の青年将校らが結集して南部で樹立しようとしていた親米政権です。前者のリーダーは金日成(キム・イルソン)主席で、後者の中心人物は通名、高木正雄こと朴正煕(パク・チョンヒ)元大統領です。戦後の東京裁判史観にのっとれば、北部の支配者は『日帝と戦った(と自称する)正義の国』で、南部は『米国の傀儡』だという歴史観が文政権の信念となっているのは事実で、それが外交政策として表れています。青瓦台を牛耳る彼らにすれば、朝鮮民族の政治的分断は、日本の統治がもたらした『積弊』以外の何物でもないということになるのです」(同・ウオッチャー)

 実はアジアにおける分断国家には南北朝鮮、ベトナム以外に内外モンゴルがある。
「1945年2月の『ヤルタ会談』ではモンゴルを2つに分ける密約が交わされました。モンゴル人民共和国はソ連とともに満州に進軍し、内モンゴルの同胞を日本の支配下から解放したものの民族の統一は実現されず、逆に中国の統治下に組み込まれてしまいました。これが現在の内モンゴル自治区です。同自治区はウイグル自治区と違い『民族問題がない』と言われますが、それは『民族問題』を主張できないほど徹底的に抑圧されているからです」(国際ジャーナリスト)

 中国は「日本に協力した罪」を掲げ、1966年からの文化大革命中にモンゴル人の大量虐殺を行った。当時150万人弱だったモンゴル人のうち34万人が逮捕され、2万7900人が虐殺されている。

 日本が朝鮮半島の人々や内外モンゴル人に謝らなければならないのは、米国に負けたという事実である。

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