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徳川家康に扮したCMが話題 タモリが俳優をやらない理由は?

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タモリ

 タモリが出演するサントリー「ボス THE CANCOFFEE」のCMが話題だ。タモリはサングラス姿のまま、関ヶ原の合戦で鷹揚にかまえる徳川家康役を演じている。

 タモリは長いキャリアの中でも、俳優活動はほとんど行っていない。1980年代から90年代はじめにかけては、いくつかのドラマに出演を果たすも、その後にはじまった『世にも奇妙な物語』(フジテレビ系)では、あくまでもストーリーテラー役、タモリ本人として出演している。2007年公開の劇場版『HERO』では、元SMAPの木村拓哉が直々に打診して、悪徳政治家を好演した。それほどタモリの俳優業は珍しいケースとなっていたといえる。これはなぜだろうか。

 「まずあげられるのはサングラス姿ですね。実はタモリさんは幼少期に片目を失明しています。テレビタレントとして出始めの時は眼帯をつけていました。その後、現在のサングラス姿が定着します。やはりこのサングラス姿が前提となるので、役柄が固定されてしまうのでしょう。過去のいくつかの出演作ではサングラスなしや、サングラスを外す場面も見られましたが、現在はそうはいかないでしょう」(芸能ライター)

 タモリが俳優業を行わない理由として、もうひとつ考えられるのが「ミュージカル嫌い」である。

 「タモリさんは、ミュージカルやオペラの類が嫌いと公言しています。『死にそうなときにいきなり歌い出す』といった嘘くさい設定が嫌いなようですね。そのため、自らも異なる役柄になりきる俳優業は積極的にはやらなかったのかもしれません。音楽作品も数作リリースしていますが、『歌もの』ではなく、ものまねのネタなどを中心したコメディアルバムに仕上がっています」(前出・同)

 今回のCM出演で、今後は俳優タモリの新境地が見られるかもしれない。

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