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上司に叱られ逆恨み…コーヒーに青酸カリを混入した34歳の女、驚きの余罪も【背筋も凍る!女の事件簿】

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 1977年、東京・大阪で、青酸カリ入りのコーラを飲み、3名もの人間が死亡した「青酸コーラ無差別殺人事件」が発生した。何の罪もない人間が道端に放置してあったコーラを飲み死亡した本事件は、世間に衝撃を与えた。

 さて、この青酸コーラ事件から8年が経過した1985年、青酸コーラならぬ「青酸コーヒー事件」が東京都内で発生している。あまり有名ではない事件だが、犯人の動機があまりに「身勝手すぎる」として、当時の新聞紙上を賑わせた事件であるので、ご紹介したい。

 1985年10月、東京都港区の古美術商店で34歳の女性会社員を逮捕した。この女性はこの古美術商店に勤めるOLだったが、なんと自分の上司である社長および店長に、青酸カリを入れたアイスコーヒーを飲ませて毒殺しようとしたのだ。いったい何故彼女は、二人を毒殺しようと考えたのだろうか。

 逮捕された34歳のOL、A子は同店に長年勤める真面目な社員だったが、ある日、交通事故に遭いむち打ち症になってしまった。幸い命に別状はなかったのだが、むち打ちの後遺症は彼女を苦しめた。そんな中、辛そうにしているA子を店長は体調のすぐれない彼女を気遣うわけでもなく、「さっきの客の対応はなんだ!」と叱責した。

 ショックを受けたA子は、店長および店舗を訪れては口うるさく叱責を続ける社長に対し、いつしか強い殺意を抱くようになった。そして、A子は某ファーストフード店でアイスコーヒーを2つ購入。青酸カリを入れて店長と社長に飲ませようとしたのだ。A子の目論見は見事にあたり、社長と店長はアイスコーヒーを「ゴクリ」と飲み込んだ。

 「うわ!なんだこれは!」青酸カリは非常に苦い薬物であり、コーヒーに異物が入っていることを即座に気づき吐き出した。そのため、二人の命に別状はなかったが、体の痺れが止まらないため病院へ。そこで買ってきたコーヒーに青酸カリを混入していたことがわかり、A子が青酸カリを入れた犯人だという事がわかった。

 A子の犯行は計画的で、上司に対する恨み以外にも、店の金約300万円の使い込みもわかり、使い込み隠ぺいのため殺害計画でもあったことから、「毒物を使ったあまりに残虐な犯罪。仕事で叱責した2人に憎悪を抱き、さらに使い込みの事実を隠ぺいしようとしたなど、情状酌量の余地はない」として懲役7年の求刑となった。

 東京のド真ん中で発生した毒物を使った凶悪事件……その動機はあまりに身勝手なものだった。

文:穂積昭雪(山口敏太郎事務所)

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