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『白衣の戦士』、鈴木紗理奈の“シングルマザー”がリアル! 「そんな簡単じゃない」と不評のシーンも

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中条あやみ

 水曜ドラマ『白衣の戦士!』(日本テレビ系)の第7話が29日に放送され、平均視聴率が7.7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区、以下同)だったことが分かった。第6話の7.2%からは0.5ポイントのアップとなった。

 第7話では、はるか(中条あやみ)と夏美(水川あさみ)が務める病院に、小学校の社会科見学がやって来て2人が担当することに。しかし、その中にいたひときわやんちゃな男の子・佑輔(五十嵐陽向)が実は同僚ナースの・貴子(鈴木紗理奈)の息子であることが発覚。また、貴子の母が怪我で入院してしまい、シングルマザーの貴子は夜勤の日、はるかに佑輔を預かってもらうように頼み――というストーリーだった。

 また、作中では母の苦労を知った佑輔が、一人でうどんを茹でようとして大やけどを負ってしまい、連絡を受けて駆け付けた元夫・一ノ瀬(松尾諭)や、一ノ瀬の両親から「だから私は反対だったんだ。仕事しながら一人で子ども育てるなんて」「僕はいまでも佑輔を引き取りたいと思ってる。うちは両親もいるから佑輔を一人にすることはない」などと責められるシーンもあった。

「この一件で、母親としての自信をなくしてしまった貴子は、佑輔を手放したくないという思いから、普段以上に家事や仕事をこなすという展開になりましたが、この健気な“母”の様子に、視聴者からは『子育ての大変さも、頑張らなきゃって力入る気持ちも分かる。かなりリアルで響いたな』『シングルマザーって大変だなとあらためて思った。一人で育てなきゃって頑張り過ぎちゃうんだね』といった絶賛の声が殺到。また、鈴木紗理奈は実際に息子を持つシングルマザーということもあり、『実生活でもシングルな人だから余計ぐっときた』『鈴木紗理奈自身の経験も投影されてる気がした。リアリティがあるもんな』という声が寄せられていました」(ドラマライター)

 しかし、一方で批判的な声もあったという。

「その後、貴子は過労で倒れてしまいましたが、佑輔がはるかの家に忘れた母の日の作文から佑輔の母への愛を知り、『自分は一人じゃない』と改心。後日、『ちゃんと頭下げて話したら分かってもらえた』とあっさり問題が解決したことを明かしていました。しかし、この展開に視聴者からは、『あんな剣幕で責めてきたのにあっさり許すんだ(笑)』『孫取られたと思ってる元夫の両親がそんな簡単に許すか?』というツッコミが殺到。これまで描いてきた問題を台詞ひとつで終わらせてしまったことに対し、苦言が集まってしまいました」(同)

 ストーリーについてしばしば「浅い」という酷評を受けている本作。シングルマザーの実情をリアリティを持って描いていたものの、いまいち踏み込めきれていないことから、ツッコミが多く寄せられてしまっているようだ。

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