〈目からウロコの健康術〉 加齢とともにリスクが上昇! 冬の「突然死」対策と予防法

ノンジャンル 週刊実話 2019年02月14日 12時03分

 突然死というと、一般的には、心臓の要となる冠動脈が詰まる心筋梗塞や、脳の血管が詰まったり、破けたりする脳卒中がイメージされやすい。特に高血圧や糖尿病などの生活習慣病などの人は、心筋梗塞や脳梗塞の発症リスクが高いことは医師から知らされているだろう。命を脅かされる原因は、他にもいろいろある。

「突然死の原因の約6割は、心筋梗塞に代表される冠動脈の病気で、残りの約1割は心臓病になります。その他のものとして、脳出血、肺の静脈血栓塞栓症(エコノミー症侯群)、入浴中の溺死が多いなど、原因は多岐にわたります」
 こう説明するのは、昭和大学横浜北部病院内科内分泌糖尿病科・辻昌富医師だ。

 突然死は、加齢とともにリスクが上がり、男性は女性の2〜3倍突然死のリスクが高いと言われる。心臓に関わる病気が多く、心筋梗塞以外に不整脈にも注意が必要だ。

 心臓は一定の収縮・拡張で血液を送り出し、この動きをつかさどる電気信号の乱れが不整脈である。

 特に心室細動という不整脈は、心臓の下部分の心室が痙攣して血液が全身に送られなくなり、心肺停止を引き起こすため非常に危険である。

 また、心臓の上の部分が痙攣する心房細動では、心臓内でよどんだ血液から血栓が生じ、それが脳の血管へと運ばれ、脳梗塞につながってしまう。

 前出の辻医師はこう語る。
「健康診断などで不整脈の疑いを指摘された方は、日頃から適切な治療を受けることが重要になります。また、高血圧や糖尿病などの生活習慣病の人は、寒い冬場は急激な血圧変動が、心臓や脳に負担がかかるため注意が必要です。肥満の人は、就寝中の睡眠時無呼吸症候群も突然死のリスクを高めますので、気をつけたいですね」

 睡眠時無呼吸症候群は、寝ているときに10秒以上呼吸が止まり、熟睡を妨げ、心筋梗塞や不整脈、脳卒中などを後押しする。就眠中に呼吸が止まっても、本人は気付かないため放置し、命の危険につながる可能性が高くなるといわれる。

 さらに、突然死で多いのが、入浴中の血圧変動である。血圧の急上昇と急降下によって高血圧の人は心筋梗塞や脳卒中などを起こしやすい。

 長年にわたり生活習慣病の予防運動に携わって活動している健康管理スペシャリスト相原隆彦氏は、こう説明する。
「寒い脱衣場や風呂場では、血圧が上がりやすくなります。ところが、湯船にはいると血管が拡張して血圧が下がり、立ち上がろうとしたとき血圧が一気に下がることで意識を失う。それが入浴中の突然死につながるのです」

 相原氏によると、高血圧の人ほど心臓が収縮したとき、血液がストレートに全身へ巡ることになる。このような人が寒い脱衣所で衣類を脱ぐと、心拍数が上がって一気に血圧が上昇する。

 ところが、湯船に浸かってリラックスすると、心拍数が下がり血流が減少して血圧は下がる。そして立ち上がったときには重力で血液が下にいくため、脳への血流が極端に少なくなり、めまい、立ちくらみ、意識の消失へとつながるのだ。

「入浴中の死亡事故は、12月から3月の間に多発します。1人で入浴する時には、特に注意が必要です。アルコールを飲んだ後は、さらに血圧の変動が起こりやすいので、飲酒後の入浴はなるべく控えるべきです。また、長湯のときには家族に声をかけてもらうなど、1人での入浴を避けるように心掛けるべきです」(相原氏)

★適量飲酒で突然死予防

 では、こうした「死亡事故を防ぐ」ためには、どんなことが求められるのか。長年、高血圧の診断と治療を行っている専門医はこう説明する。
「入浴は特に注意が必要です。寒暖差の血圧変動では、心筋梗塞などの血管病にも注意が必要です。高齢者の方でも、血圧を厳格に管理することが、心筋梗塞の予防につながることは、米国の研究機関で報告されています。年齢を問わずに血圧を適切に管理し、入浴中の事故や心筋梗塞などを防ぐように心掛けしましょう」

 米国では高血圧の診断基準が引き下げられ、日本でも近い時期に公表される高血圧治療ガイドラインは、現在より厳格になることが予想されるという。突然死予防はもとより、健康を維持するためにも高血圧の改善に注意する必要がある。

 また、飲酒は要注意という医療ジャーナリスト・深見幸成氏はこう語る。
「例えば、くも膜下出血は脳の動脈に生じたコブ(脳動脈瘤)が破れることに起因することが多い。激しい頭痛が起き、その痛さは急に誰かに頭の後ろを強く殴られたと思い、後ろを振り向いても誰もいない、と例えられるほど、突然の痛みに襲われます。これは脳を覆う膜の一種のくも膜で出血が起こり、早期に治療しないと命の危機に直結するものです」

 このような激しい頭痛のような症状がある患者に対しては、頭の画像検査を行うことで、くも膜下出血かどうかが分かるという。

 多くの場合は、CT(コンピューター断層撮影)検査から始めるため、CT検査のベストなタイミングは、発症から6時間未満。つまり、早い段階で医療機関での検査を受けることが望ましい。

 具体的な予防についてはどうか。
「くも膜下出血のリスクには、日常的な多量飲酒(1週間のトータルで10杯の飲酒を超える量)があります。長期的な健康を考えたときに、海外の最新トピックスでは、お酒は飲まないほうがよいと報告されています。もちろん全面禁酒とは言いませんが、ビールならば1日コップ3杯、日本酒ならば1合程度にとどめるのが突然死を防ぐために重要です」(深見氏)

 多量飲酒で血圧変動を起こしやすいと、脳の血管が詰まる脳梗塞、脳の内側の血管が破れる脳出血にもつながる。厚労省2017年人口動態統計では、死因の第3位になっている。

 いずれにせよ、異変に気付いたら一刻を争うため、救急車を呼ぶか、それとも専門家に電話できる救急センター「#7119」も併せて活用してほしい。

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