中居に「死ね」とまで言っていたジャニー氏 一蓮托生の“親子関係”
芸能ネタ 2019年06月29日 12時00分
緊急搬送報道が話題となっている、ジャニーズ事務所のジャニー喜多川前社長。昭和時代のたのきんトリオ(田原俊彦、野村義男、近藤真彦)に始まり、シブがき隊や少年隊、光GENJI、平成のSMAP、TOKIO、KinKi Kids、嵐にKing & Princeほか、時代を代表するトップアイドルを量産し続けた功績は、言わずもがなだ。
ここ10年位に入所・デビューした、小学生から20代のジャニーズJr.、タレントたちにとって、ジャニー氏は、「おごってくれる」、「怒らない」、「レッスン場にいる」、「優しい」おじいちゃんだという。ところが、80年代に入所した少年たちにとっては、「怖い社長」。日常的に、怒号が飛び交っていたようだ。
所属タレントは全員、さながら我が子であることに変わりはない。出来の悪い子でも、決して見放さなかった。その恩恵を授かった一人が中居正広だと、テレビ番組の構成作家が言う。
「中居さんは野球少年。ケガを理由に続けられなくなった中学生の時、偶然テレビでキラキラアイドルを観て、『自分もなれる』と応募した自信家です。野球一辺倒で、アイドルのノウハウを知らなかった中居さんに、ジャニーさんはまず、『YOU、姿勢が悪いね』と矯正。猫背だった背中にハンガーを突っ込んで、独自すぎる方法で正したといいます。そのままダンスレッスンに参加させました」
この頃からすでにリーダー気質を発揮していたのか、ジャニー氏は中居を目にかけた。SMAP時代はセールスポイントになった音痴も即座に見抜き、「YOUはホントに歌がヘタだね」と、やはり独自すぎる改善法を考案している。
ジャニー氏はカスタネットを持ち、1度叩いて「YOU」、もう1度叩いて「YOU」というアナログな方法で覚えさせたのだ。「“YOU”のタイミングで歌うんだよ」と、マンツーマンで何時間も付き合ってくれたという。
SMAPは88年に結成、91年にCDデビューした。当時は、森且行(オートレーサー)がいた6人組。メンバーそれぞれに、特色があった。草野球時代にキャプテンを経験していた中居には圧倒的な統率力があったため、リーダーにして、バラエティ担当。中居と同じく最年長の木村拓哉、森はセクシーでカッコいいビジュアル担当。稲垣吾郎は中性的な俳優で、草なぎ剛はズバ抜けた運動スキルが自慢。最年少の香取慎吾は、弟キャラのバラエティ班だった。
デビュー前のおもな活動は、光GENJIのバックダンサー。人気が高まり始めた頃、光GENJIのコンサートで、オリジナルソングを歌う時間と自己紹介で6分の持ち時間を与えられた。しかし、何もできないまま終えてしまった。
舞台袖にはけてきたメンバーに、せっかくの大チャンスを棒に振ったとジャニー氏は怒髪天を衝いた。そして、中居に暴言を吐いた。「YOU DIE」(死ね)。
会社社長が未成年に「死ね」と言うのは、今の時代であればコンプライアンスに引っかかる。しかし、これもジャニー氏の荒療治だ。特にSMAPは、歌番組が相次いで終了したアイドル氷河期に誕生した不幸なグループ。ジャニー氏は「ふざけんじゃねぇぞ!」、「出てけ!」、「帰れ!」、「辞めちまえ!」と数えきれない罵詈雑言を浴びせながらも、自分の全人生を賭けてでも売ってやろうと、必死だった。
およそ3年前、SMAPは空中分解して、稲垣、草なぎ、香取はジャニー氏のもとを旅立った。一度は「死ね」と言われた中居は、バランスを保つために、木村と残留した。その中居は、ジャニー氏が昏倒して救急搬送された翌19日から、病床に長時間付き添っていたという。
中居とジャニー氏の33年にわたる“親子関係”。それは、一蓮托生の体現だったといえよう。
(伊藤雅奈子)
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