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キム・ヨナ超え「高梨沙羅フィーバー」に平昌五輪“盗撮”の眼

 平北朝鮮の美女楽団どころではない。昌冬季五輪を間近に控えたいま、地元・韓国がもっとも注目する美女アスリートは、スキー・ジャンプの高梨沙羅(21)だという。高梨は韓国で“美女鳥”と称賛され、大手マスコミでは「キム・ヨナを脅かすルックス」とも紹介されている。
 「今シーズンに入り、海外からの取材要請も増えています。特に多いのが、やはり韓国メディアです」(体協詰め記者)

 高梨沙羅の特集記事も組まれ、まるでアイドル扱いだ。
 「その人気ぶりは、実家がコンビニを経営しているとか、競技とはまったく関係のない話まで伝えられているほど。高梨見たさで、ジャンプ会場には男性ファンの殺到も予想されています。高梨に対して通常以上の警備員を付けることになるでしょうし、盗撮カメラマンにも注意しなければならないと厳戒態勢で臨むようです」(同)
 平昌五輪の弱点として指摘されているのが、選手村とスキー会場の距離が離れすぎていることだ。直通された特急電車でも約1時間半を要するとされ、選手と観客は別行動とはいえ、興奮したファンが高梨のそばまで駆け寄ってくるかもしれない。

 そもそも高梨が、これほど人気者になった理由が興味深い。
 「『オルチャン・メーク』なんて言葉も使われています。オルチャンは顔立ちのよさ、これに『メーク』がつくので、化粧上手という意味になります」(特派記者)

 日本もそんな高梨を金メダル候補としてバックアップしているが、今季W杯ではまだ1勝も挙げていない。しかし、女王の貫祿なのか、昨今は敗れても動揺するシーンは見られなくなった。
 「単独インタビューを申し込んだ韓国や他の海外メディアは、ピンと背筋を伸ばして物静かな口調で話す高梨の様子に驚いていました。年齢以上の落ち着きがあり、さらに好感度がアップしている。高梨のような選手が、ギクシャクする日韓関係を少しでも改善してくれればいいが、大会中、もしトラブルに巻き込まれるようなことがあれば、新たな火種になりかねない」(現地記者)

 “美女鳥” 沙羅が平昌の大空に飛翔たく日はすぐそこに来ている。

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