一方、11月2〜5日に放送された香取、草なぎ剛、稲垣吾郎の元SMAP3人によるインターネットテレビ番組『72時間ホンネテレビ』(AbemaTV)が3日間で累計視聴者数が7400万にも上り、「風向きが変わりつつある」と見る関係者も少なくない。
『仮装大賞』は1979年にスタートして以来、2001年までの23年間は欽ちゃんこと萩本欽一(76)が単独で司会を務めてきたが、'02年の第65回以降は香取が加わり、共同司会で番組を進行することになった。しかし、SMAPの解散後、香取が9月に事務所を退所したため、番組の存続自体が危ぶまれた。
「例年だと9月の段階で来年の放送予定が決まっていたが、なかなか発表されなかった。ジャニーズ事務所が香取の代わりのジャニタレを欽ちゃんのアシスタントとして準備していたところ、日テレのジャニーズサイドへの根回しが済まないうちに、香取の続行情報が流れてしまうというゴタゴタがあったんです。これにジャニーズが激怒し、日テレは“欽ちゃんが香取君は俺の後継者だと言うから断れなかった”と説明したといいます」(芸能関係者)
テレビ界のレジェンドである欽ちゃんに、ジャニーズも逆らえなかったということか。
11月下旬の日テレの社長会見で『仮装大賞』が香取の続投で放送されることが発表された。
「そこで香取は、稲垣吾郎、草なぎ剛をサプライズゲストで呼びたいと、欽ちゃんに提案したというのです」とは制作スタッフ。
ジャニーズ退所後、3人はネット局AbemaTⅤの『72時間ホンネテレビ』に出演したが、3人揃っての地上波出演はまだない。
「各局も3人共演の番組を制作したいが、ジャニーズへの忖度で決まらないというのが実情。しかし、欽ちゃんが香取の提案に耳を貸さないわけがない。“鶴の一声”で実現する可能性は高い」(番組関係者)
3人の地上波出演の突破口となるか。 自分たちの人気を自ら証明し、テレビ界に大きな衝撃を与えた元SMAPの3人。『仮装大賞』を皮切りに“華麗なる復活”となるかもしれない。