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西武・ニールにファンから「色々言ってごめんなさい!」 “ハズレ外国人”が“救世主”に変身した理由

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 2日にメットライフドームで行われた西武対ロッテの試合で、西武の新外国人投手・ニールが来日初勝利を挙げた。

 初登板初先発となったこの日は2回に一死から三連打を浴びて満塁のピンチを作ったが、藤岡裕大をセカンドゴロ、藤原恭大を三球三振に抑えて無失点にしのいだ。さらに3回は三者凡退、4回も一死から四球で走者を出すも、続くバルガスを併殺打に打ち取るなど好投を見せ、5回1/3を投げて2失点に抑えた。

 しかし、試合前のニールの評価は決して高いものではなかったようだ。

 「ニールはアメリカでは与四球の少なさで知られた投手です。2016年は70回を投げて与四球が6しかありませんでした。ただ、球質が軽いのか長打を浴びる場面がたびたびあった。活躍できるのかという不安の声は、入団直後から挙がっていました」(球界関係者)

オープン戦では2試合、9回を投げて2本塁打を浴びる結果となり不安が的中。四球も4と自慢の制球力にもかげりを見せ、“ハズレ外国人”ではないかと西武ファンから心配する声も挙がっていた。

 さらに3月26日に行われたDeNAとの二軍戦で、オープン戦絶不調だった倉本寿彦に3ラン本塁打を打たれた後は「ソフトバンクと違って、西武は外国人が本当に外れる」「もう今年はダメだな」と開幕前からファンの諦めの声すら挙がっていた。

 それだけに今回の好投に対して、「嬉しい誤算」「今日からニール推しになります!」「色々言ってごめんなさい、ニール!」と、ファンからの感謝のコメントがインターネット上にあふれた。

 しかし問題となるのは、今後安定して勝ち星を重ねられるかどうか。一度の勝利だけで終わってしまっては意味がない。しかし、前出の関係者は今後も活躍する可能性は高いのではないかと語る。

 「ニールは191cmの長身から、速いツーシームを積極的にストライクゾーンに投げ下ろしていました。速く角度があり、しかも微妙に手元で動く。日本人打者が特に苦手とするやっかいな球と言えます。このツーシームが冴えて、ロッテ戦では内野ゴロを量産してアウトを稼ぐことができました。ゴロを打たせられれば長打のリスクも減りますから、課題も克服できそうです」(前出・球界関係者)

 この試合で11の内野ゴロを打たせたニール。内海哲也、榎田大樹、松本航と先発投手陣に怪我人が相次いでいるだけに、救世主としての活躍が今後も期待される。

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