一つ目の怪人「サイクロプス」は実在した? 人食い怪物「バンイップ」伝説

ミステリー 2015年08月11日 15時30分

一つ目の怪人「サイクロプス」は実在した? 人食い怪物「バンイップ」伝説画像はイメージです。

 1847年、オーストラリアのニューサウスウェールズ州マランビジー川にて、奇妙な生物の頭骨が発掘されて話題となった。

 縦に長く、上顎は極端に短く下顎が長くしゃくれている。額には大きな眼窩らしき大穴がぽっかりと開いており、一つ目の怪物か何かのようにも見える。

 折しも同年には近隣で奇妙な生物の姿を見たり、奇怪な鳴き声を聞いたとの証言が相次ぎ、現地では伝説の人食いの怪物「バンイップ」の骨が見つかったと同時に再び姿を表したとして一種のパニック状態に陥ったという。

 バンイップはオーストラリアの先住民族、アボリジニの伝説に登場する川や沼などの水辺に住むという精霊に近い怪物だ。自分の住処や縄張りを荒らされると襲いかかってくると考えられていたため、アボリジニたちは水辺にあまり近寄らないよう気をつけていたという。

 バンイップの目撃証言が多数寄せられているのはオーストラリア大陸北東のニューサウスウェールズ州やクイーンズランド州。特にジョージ湖やバサースト湖にて多発している。体長は1〜2メートルほど、姿形は目撃証言によって異なるが「馬ないしはブルドッグに似た頭部を持ち、毛深く四本のヒレで行動する」というものが一般的だ。なお、この容姿は1977年にニューサウスウェールズ州のマグガイア川付近で目撃されたバンイップとされる生物の姿を元にしている。

 しかし、1847年に発見された謎の生物の頭骨は、どう見ても馬や犬のようには見えない。ましてや、バンイップにはもともと一つ目である等の伝説や目撃証言も存在しない。はたして、この奇妙な頭骨は本当にバンイップのものだったのだろうか?

 実は、一つ目の生物に見えてしまう頭骨をもつ生物にゾウがいる。かつて、マストドンなどの巨大なゾウの頭骨を発見した昔の人々は、これぞ神話の単眼巨人サイクロプスの頭骨だと勘違いしたのである。オーストラリア大陸にもかつて小型種であるオーストラリアゾウが生息していたが、アボリジニの流入により数を減らし、絶滅に至った。恐らく1847年に発掘された謎の頭骨は、このオーストラリアゾウの奇形のものだったのではないかとみられている。

 しかし、実はもう一つ別の「バンイップの頭骨」とされる別の骨があるのだ。これは上部に大きな一つの眼窩らしきくぼみと、すぼまった口のような凹み、そのすぐ下に出っ張った顎のような部位があるというものだ。この骨の詳細については現在でも判明していない。果たしてこの骨は何なのか? もし、このような生物が存在していたとしたら、一体どのような外見になったのだろうか? 謎が尽きない頭骨である。

文:和田大輔 取材:山口敏太郎事務所

ピックアップ
復活を遂げた松坂大輔 未来へのさらなる期待

復活を遂げた松坂大輔 未来へのさらなる期待
2018年11月16日 21時30分 [スポーツ]

ミステリー新着記事
注目動画

一覧へ

アクセスランキング

  • 総合

  • お笑い

  • アイドル

注目画像
  • ゆうみ 最新DVD『ふわっとゆうみ』発売記念 7月16日
  • 平塚奈菜 9枚目DVD『32(サーティーツー)』発売記念 7月16日
  • 柳瀬早紀 12枚目DVD『溢れる想い』発売記念 7月16日
  • 阿部桃子 ファーストDVD『switch on』発売記念 7月9日
  • 手塚せいあ 3枚目DVD『手塚せいあはリアル彼女』 発売記念 7月9日
  • 本田みく デビューDVD『MIX Juice』発売記念 7月9日
  • 戸田れい 25枚目DVD『BEAU T RENTE』発売記念 7月8日
  • 本郷杏奈 2枚目DVD『はにかみカノジョ』発売記念 7月2日

一覧へ

▲ページトップへ戻る