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【雅道のサブカル見聞録】その時、秋元康プロデューサーは…!? AKB4813期オーディションを徹底リポート

 今月の24日にアイドルグループ、AKB48の第13期オーディション行われ、AKB史上最多となる33名が仮合格した。今回は異例の大量合格となったが、果たして国民的アイドルグループでは、どんな選考が行われて合格者が確定したか気にならないだろうか? 今回はそんな疑問に答えるべく、ファンもこれからAKB48を目指す女の子も必見の秘密のベールに包まれたAKB48の最終オーディションの風景を可能な限りリポートしたい。

 最終オーディションの内容は、ダンス審査と歌唱審査2つに大きく分けられる。前半はダンスオーディションで、AKB48の楽曲『フライングゲット』が課題曲となっていた。ワンコーラスの短い時間で5人同時に前列、後列交代で2回ずつ、AKB48の劇場支配人・戸賀崎智信氏とダンスコーチの前で行われた。意外なことに総合プロデューサーである秋元康氏はこの審査には不参加。ダンス評価はコーチに一任しているのだろうか? さすがに最終選考となるとダンスのフリを忘れて棒立ちになる受験者は皆無だった。

 ダンス審査終了後、一旦休憩を挟んで歌唱審査が行われる。こちらは秋元氏とレーコード会社、広告代理店などの各代表者が審査員として参加。受験者はAKB48の楽曲に限らず自由に得意な曲を1サビ程度歌って審査される。パーテーションで仕切られた控え室から10人ずつ呼ばれ順番に歌っていくシステムだ。楽曲の終了は指示を出す人がいるのだが、サビが始まってから一律同じ時間ではなく上手い人が長く歌っている印象。その時間調整指示は秋元氏が出しているのではと、メガネの位置を変えたり、外したりする動きを観察してみたが…どうも違うようだった。あの時間調整は誰がしてたのか、残念ながら謎だ。

 歌が終了すると審査員の一人から必ず質問がある。秋元氏も含め17人が順番に聞いていくのだが、他の審査員が時々砕けた言葉や笑顔で質問するなか秋元氏だけは常に真剣な顔で表情一つ変えずに質問。受験者が堂々と答えられるか試す意味もあるのだろうが、それとは別にアイドルとして必要な要素を満たしているか素人には分からない部分を見ているのかもしれない。質問の内容は、「AKB48になったら誰のような人を目指したいか?」というものが一番多く、「大島優子さんみたいに何でも出来る人になりたい」「前田敦子さんの様に影で凄く努力の出来るアイドルになりたい」などAKB48のトップ2を目標にしている受験者が多かった。なかには、「前田さんや大島さんのようなトップの人になるのは気が引けます。板野友美さんみたいに、そのすぐ下の位置で活躍出来る人になりたい」「指原さんのようなイジられキャラを目指したい」などの変化球の答えも。ただ、後に伝説になりそうな奇抜な質疑応答をした受験者はいなかった。

 全てのテスト終わると、いよいよ合格者の発表。淡々と合格者の番号を読み上げられる。ちなみに、この時は秋元氏の姿はなかった。あくまで仮合格だから、正式に研究生入りしてから改めて訓示のようなものがあるのだろうか。一人前になるまで極力接触を避けてるような印象も感じた。ちなみに、この合格者発表では戸賀崎智信支配人が5名ほど合格者の番号を読み上げ忘れるという痛恨のミスをする場面も。危なく合格者が帰るところだったが、半泣きの受験者が笑顔に変わる場面を提供したことと、強面なのに、うっかりミスしてしまう支配人の憎めない人柄が垣間見えて個人的には好感触だった。

 今回は33名もの大量の合格者が出たわけだが、ここまで多いと、特別にダンスが凄く上手いとか、歌唱力が抜群だとかなどの明確な判断基準がまったく分からない。言い方は悪いが、「ん?」と思ってしまうような受験者も合格している。不合格者の中にもそれと同レベルの人は素人目にはいる印象もあり、ますます分からない…。長年アイドルをプロデュースしてきた秋元氏の目には別の印象で写っているのだろうが、ここまでいくと素人には全く図りしれない領域だ。この観察眼が秋元康氏がAKB48を成功に導いたのかもしれない。(斎藤雅道)

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