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あおり運転と同じくらい迷惑な『道の駅』の“おバカ”利用客たち

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提供:週刊実話

 ご当地の名産品や朝どれ野菜、地元グルメなどが楽しめる道の駅が人気だ。最近では、ドライブ時の立ち寄り場所として欠かせない存在となっており、全国の道の駅を紹介するガイドブックも発売されるなど大盛況だが、一方で、道の駅での“迷惑行為”が社会問題になっている。

 「問題になっているのは“車中泊”です。特に夏の観光シーズンは数日にわたって各地をドライブする人も多く、気軽に立ち寄れる道の駅で、そのまま車をホテル代わりにする人が増えているのです。利用者の中には駐車場にイスと机を設置して料理をしたり、トイレで髪の毛を洗う人もいて、マナー違反が問題になっています。大量のゴミをそのまま捨てていく人もいますね。本来の利用者とトラブルに発展するケースもあり、近隣住民からクレームが入ることも珍しくありません」(関東近郊の道の駅従業員)

 本来、道の駅の駐車場は24時間自由に出入りできることになっているが、テントを張ったり、火器を使うことは禁止されている。また、条例で駐車中のアイドリングが禁止されている地域もあるが、お構いなしでエンジンをかけっぱなしで駐車を続ける不届き者も多い。

 「特に夏の北海道の道の駅はマナー違反が多いですね。トイレのコンセントを利用して電子ジャーで米を炊いたり、買った水産物をさばいて、周囲が残骸や血で汚されるケースもあります。関係者の間からはいっそ有料化した方がいいという意見もありますが、一般利用者との線引きも難しく、そう簡単ではありません。利用ルールの徹底を図っていくしかないのが実情です」(自動車ライター)

 ネット上では、
《道の駅の駐車場はキャンプ場じゃない。ルールは守ってほしい》
《アウトドアブームで車中泊増えたよね。一晩中エンジンかけっぱなしのバカがうようよいるわ》
《身障者スペースに駐車して酒盛りしてるバカを見たことがある。こういうバカに注意すると返り討ちに遭う可能性があるから声も掛けられない》
《夜間はコインパーキングにした方がいいかもね》
 など、厳しい声が殺到している。

 国土交通省は道の駅での宿泊と仮眠について、ホームページ上に「『道の駅』は休憩施設であるため、駐車場など公共空間で宿泊目的の利用はご遠慮いただいています。もちろん、『道の駅』は、ドライバーなど皆さんが交通事故防止のため24時間無料で利用できる休憩施設であるので、施設で仮眠していただくことは構いません」と記している。

 北海道東部の弟子屈町の道の駅『摩周温泉』では、8月5日〜19日の期間、一部の駐車場を有料化する試みを始めた。今後は同じように有料化する道の駅も増えていくことも考えられる。

 マナー違反が横行すれば、最終的に夜間の駐車場が出入り禁止になる可能性もある。くれぐれもマナーを守って利用したい。

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