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4・7“大家族”ビッグダディ 驚異的視聴率マークも番組内容に批判の声噴出

 香川県小豆島の土庄(とのしょう)町に住む大家族のビッグダディ。1月4日の「痛快!ビッグダディ13」(テレビ朝日)放送後、主人公の林下清志さん(47)が雑誌等のインタビューに答え、番組打ち切りを示唆。自ら半ばヤラセを暴露し、2月18日に放送されたフジテレビ「めちゃ×2イケてるッ!」(以下、「めちゃイケ」)のパロディコントも呼び水になり、がぜん、その去就が注目されていた。

 テレビ朝日の制作側が「めちゃイケ」のパロディ内容に激怒し、ビッグダディを説き伏せて、番組継続になったという「痛快!ビッグダディ14」は、4月7日土曜日午後6時30分〜8時53分にオンエアされた。

 今回のテーマはビッグダディと妻・美奈子さん(29)の「離婚」。番組冒頭から「離婚!」と断定的なテロップが流れ、延々、夫婦の些細なことでのケンカシーンが放送された。そして、番組の終わりには、入籍1周年記念日となる4月1日に、夫婦が別個で子どもたちにその思いを報告。

 てっきり、離婚決意を伝えるものかと思いきや、美奈子さんは子どもたちに謝罪し、「これからも家族でいたい」と涙の告白。後から戻ったビッグダディは、かつてやっていた家族内の最高顧問会議を復活させ、妻や年長の子どもたちとの話し合いの場をもっていくことを提案。2時間半、「離婚!」で視聴者を引っ張っておいて、結局離婚はしないという決着を見た。

 元ヤン説が出た美奈子さんは、テレビ映えを意識したのか、10キロ以上のダイエットに成功し、新たに茶髪にすることもやめていた。しかし、口は健在でケンカ早さは何も変わっていなかったが、番組の最後には、「清志さんは人生の先輩なんだから、清志さんに付いていきます」と、しんみり語った。

 美奈子さんが終日、ビッグダディの「島の接骨院」で受付をしているために、子育てや家事ができず、その犠牲になっていた受験生の中3の次女は無事、地元の高校に合格。奄美大島に残されていた高3の次男は卒業し、就職先の神奈川・横浜へ旅立った。奄美の地元の人たちが次男の卒業を祝い、住んでいた大棚地区の区長が涙を流して激励した感動的なシーンもあったが、編成上は付け足しに過ぎなかった。

 今放送の視聴率は日本テレビ「日テレ系人気番組の最強先生が来襲 春の番組対抗スペシャル」(午後6時30分〜9時54分)や、TBS「プロ野球〜阪神対巨人」(午後7時〜9時)などの強力な裏番組を敵に回しながら、6時30分〜7時=10.5%(いずれも関東地区)、7時以降はなんと16.1%という驚異的な好視聴率をマーク。いかに注目度が高かったか如実に分かる数字となった。

 ビッグダディが昨年、元嫁と離婚、電撃再婚し、新たなスタートなった昨年10月以降の放送分では、10月1日=12.5%、10月8日=15.2%、1月4日は18時30分〜19時が11.2%、19時〜23時30分が15.7%で、今回の視聴率はこれまでで最高。

 しかし、注目度が高ければ、批判も多くなるのは世の常。番組を第1回から見ているという40代男性(東京都在住)は、「今回はケンカばかりで、見ていて疲れました。『離婚!』と断定して、最後まで引っ張っておいて、最終的には離婚しないじゃ、詐欺ですよ。もっと、以前のように、子どもたちの成長や、ビッグダディ流子育てにスポットを当ててほしいですね。これまでで最低の内容だったと思います」と話す。同意見の視聴者も多いようだ。

 いったんは番組打ち切りを決意したはずのビッグダディだが、GWには早くも次回放送が決定。これまで、おおむね3カ月に1回ペースだったが、間隔が1カ月しか開かないのは異例のハイペース。次回はどのような番組編成になるのか、注目されるところだ。
(坂本太郎)

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