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年賀状を廃棄し現金書留を盗んだ元郵便配達員を逮捕! 管理体制問われる郵便事業会社

 愛知県警愛知署は1月24日、年賀状を配達せずに廃棄し、さらに現金書留を盗んだとして、窃盗と郵便法違反の疑いで、愛知県日進市梅森町、郵便事業会社日進支店の元期間従業員・岩田恵介容疑者(21)を逮捕した。

 逮捕容疑は7日、同市内で現金書留3通の中に入っていた計約20万円を盗み、7〜9日頃、旅行先の福岡県古賀市の九州自動車サービスエリアのゴミ箱に、現金書留の封筒と未配達の年賀状約200通を捨てた疑い。同署によると、同容疑者は容疑を認めており、「配り切れなかったから捨てた。おカネも欲しかった」と供述しているという。

 全くもって、許せない事件だ。年賀状を廃棄したくらいはまだましだが、客が送金したカネに手を付けるとは、とんでもない配達員だ。郵便事業の信頼性自体を揺るがす犯罪である。ただ、管理側に問題はないのだろうか。現金書留という特殊な郵便物を、非正規の期間従業員に任せてもいいのだろうか。

 ジャーナリストのA氏は「郵便事業会社は人件費削減のため、配達員の多くが非正規社員になってしまっています。本来なら、書留のような重要な郵便物は正規社員が配達すべきなんでしょうが、それでは効率も悪く、だんだんなしくずしになっているようです」と語る。

 また、かつて埼玉県内で郵便配達のアルバイトをしていたというBさん(34)は、「国の事業だから潰れることはないだろうと思って始めました。しかし、時給は900円程度。仕事は雨や雪が降っても、バイクで配達しなければならず、かなりきつい仕事です。正直、天気が悪い日や量が多い日は郵便物を捨てたい衝動にかられた時もありました。それに、バイトに書留まで任せるのは、どうかと疑問に思っていました」と話す。

 正規であろうと非正規であろうと、やっていいことと悪いことがある。ただ、一般的に郵便事業会社の時給は安いといわれている。立場に見合わない仕事を非正規社員にまで任せるのは、いかがなものかという問題もある。今後、このような事件が起きぬよう、郵便事業会社では正規、非正規に割り当てる仕事の内容を再考する必要があるのではなかろうか。
(蔵元英二)

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