球団の鈴木清明本部長は「野間選手にはこの問題を大きくしたくない意向がある。監督も手を出したのは(就任後)初めてで深く反省している。二度と起こさないようにと伝えている」と説明した。
この報道にネットは大騒ぎ。
《目に余る怠慢に見えたのでしょうね。新井さんは内野ゴロでも一塁に向かって全力疾走してたぞ!》
《野間は、もっと自分で考えて、自分は何をすれば良いのか、正しい判断が下せるようになってほしい! 野間のプレーを見て、気持ちも、キレも感じない! 野間は、おだてて気持ちを上げてやらないと動かないから難しいところがあるけど、監督にはうまく使ってほしい》
《このプレーに限らず、意図が分からない気の抜けた凡退も多かったからね。積もり積もって我慢ならなかったんだろう》
などと、野間に対する批判の他、
《何があろうと手を出すのはだめ》
《たたいたら駄目ですわ まぁ気持ちは分かるけど大人でプロなんだから口で言おうよ》
《しかも平手打ち1回じゃなくて数回って。いい大人相手にやることじゃないよね》
《懲罰なら二軍に落とせばいいのにね 何でわざわざビンタするかなぁ》
などといった緒方監督への批判の声も上がった。
中には「緒方監督が酷い? 何を今さら」と、過去に緒方監督が起こした“パワハラ”の数々を証拠付きでアップするものも…。
2015年に当時カープの看板選手だった丸佳浩外野手(現、巨人)が、オープン戦で二度けん制球でアウトになったときのこと。緒方監督は丸に対して翌日、背中に張り紙を張らせた。それには「私は同じ失敗を二度繰り返してしまいました。日本代表を辞退させていただきます」と書いてあった。
同じ年のキャンプでも選手に“パワハラ”をしている。被害者は小窪哲也内野手。トイレで髭剃りをしていたら監督に電動髭剃りで真ん中から左半分剃られてしまい、そのままで練習消化をさせられたという。
平手打ち事件の後、野間選手はケガなくプレーしており、緒方監督への恨みもなく、むしろ気持ちを理解しているという。人間関係も崩れておらず、大事にしてほしくないという要望も語っているとか。
この一件が“いい薬”になったのか、球団が処分を下した15日以降の10日間で7勝2敗の好成績を残している。雨降って地が固まったのかもしれない。