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まだまだ脱『あまちゃん』ができない能年玲奈

 昨年大みそかの「第64回NHK紅白歌合戦」の平均視聴率が2日、ビデオリサーチから発表され、関東地区で第2部が44.5%を記録した。

 昨年はTBS系「半沢直樹」の最終回を今世紀のドラマ歴代最高となる42.2%の視聴率を記録し、紅白が“半沢越え”できるかが注目されたが、結果、「半沢」を上回り、3年連続で年間視聴率1位に輝いた。

 「歌手別、時間帯別の視聴率は後日発表されるが、“半沢越え”の立役者となったのは、間違いなく、30分ほどを占めた連続テレビ小説『あまちゃん』の企画コーナー。オープニングからドラマの主題曲で始まり、開会の合図は主演の能年玲奈が大鐘を鳴らしたほか随所に登場。小泉今日子と薬師丸ひろ子が別バージョンの『潮騒のメモリー』を歌い継ぐなどファンにはたまらない企画となったはず」(NHK関係者)

 能年をめぐっては「あまちゃん」以降、テレビ各局やCMスポンサー各社争奪戦を繰り広げたものの、これまで発表されているのは来年公開予定の、不良に憧れる少女役で主演する映画「ホットロード」とCMが2社のみ。

 「能年の事務所があまりにも仕事を選び過ぎ、ギャラもそれなりにふっかけているので、年末あたりまでには『何様のつもりだ!』という怒りの声が各方面から巻き起こってしまった」(広告代理店関係者)

 とはいえ、一番ネックになっているのは能年がまだまだ脱「あまちゃん」できていないことだというのだ。

 「素の自分で生放送に出演するとガチガチで放送事故寸前。ところが、紅白でもそうだったが、『あまちゃん』の天野アキになりきると生き生きして、なまりたっぷりのセリフも、歌も踊りも完璧にこなしていた。芸能界の大先輩の小泉からは『あまちゃん』の打ち上げで『もう、あまちゃんは忘れなさい』とアドバイスされたようだが、NHKをはじめいまだに『あまちゃん』を担ぎ出したい人は多く、能年をリセットさせてあげることができていない」(芸能記者)

 ここまで来れば、“永久・あまちゃん”でも良さそうだが…。

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