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詐欺罪で公判中の元阪神・塩谷容疑者 被害総額は2400万円

 兵庫県警は4月10日、プロ野球・元近鉄バファローズ(オリックスに吸収合併)監督の佐々木恭介氏(63)に、架空の投資話を持ち掛けて現金をだまし取ったとして、詐欺の疑いで、元阪神タイガース、オリックス・ブルーウェーブ(現バファローズ)選手で不動産会社社長・塩谷(しおたに)和彦容疑者(38=別の詐欺罪で公判中)を追送検した。

 追送検容疑は、10年3月頃、LEDライトを道路に埋める公共工事に投資すれば、儲かるなどと佐々木氏に持ち掛け、現金約200万円をだまし取った疑い。

 佐々木氏の被害を裏付けた上で、塩谷容疑者の捜査を終えたが、起訴分を含む、その被害総額は約2400万円に上った。

 捜査関係者によると、塩谷容疑者は元オリックスの投手で、チームメートだった会社員・本柳和也氏(36)にも、同様の投資話を持ち掛けた際、佐々木氏の自筆の契約書を示して「特別な人脈がある」などと勧誘に悪用していた。本柳氏からは285万円をだまし取ってとして、今年2月に再逮捕されていた。

 塩谷容疑者は昨年11月16日、架空の儲け話を持ち掛け、兵庫県西宮市の会社役員の男性から、現金550万円をだまし取ったとして、詐欺容疑で兵庫県警西宮署に逮捕され、同12月に起訴された。その後も次々に、ウソの投資話による詐欺の余罪が発覚していた。

 92年のドラフト6位で阪神に入団した塩谷容疑者は、02年にオリックスに移籍して開花。03年には初の3割をマークし、オールスター戦にも出場。05年限りで日本球界を去り、06年は韓国・SKでプレーしたが、シーズン途中で引退した。引退後は不動産会社を経営していた。
(蔵元英二)

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