「監督、コーチにはなりたくない」プロ野球選手が明かす引退後の不安と、巨人・上原の今後

スポーツ 2019年05月22日 11時30分

「監督、コーチにはなりたくない」プロ野球選手が明かす引退後の不安と、巨人・上原の今後上原浩治

 巨人のレジェンド、上原浩治(44)がシーズン途中での現役引退を表明した。

 今でこそだが、「やっぱり…」と思う出来事はあった。5月3日の千葉ロッテ戦(ファーム)でのこと。上原は3番手として登板し、一死を取ったところで、ロッテ側が上原と同じ1975年生まれの福浦和也を代打に送った。福浦は昨季、通算2000本安打を達成し、先に今シーズン限りでの現役引退を表明している。投打のレジェンド対決に二軍球場は大いに盛り上がった。

 結果はライトフライ。福浦は一塁ベースに到達する前に「アウト」を確認したが、そのままオーバーランし、マウンド付近を通過して三塁側ベンチに帰っていった。そのとき、二人はお互いをねぎらうようにタッチしている。

 以後、上原は実戦に登板することなく、引退表明に至っている。

「今月に入ってから、上原は球団に引退を相談したと話していました。この時点で二軍首脳陣も引退を受け入れていたのかもしれません。内々にロッテ側に働きかけ、上原のラスト登板にふさわしい対戦を演出しようとしたのでしょう」(球界関係者)

 今後に関してだが、「とりあえず、ご報告まで」なる上原のツイッター上の発言から察するに、未定ということだろう(5月20日時点)。おそらく、近日中に東京ドームでの一軍戦でセレモニーが開かれるはずだ。

「上原を尊敬している若手はたくさんいます。メジャーリーグのマウンドも経験しており、若手からの人望も厚い。上原にその気があるのなら、良いコーチになると思います」(スポーツ紙記者)

 ちなみに、プロ野球選手の引退に関しては調査結果がある。日本野球機構(NPB)は秋季教育リーグ中、参加選手に毎年「セカンドキャリア」に関するアンケート調査を行っており、2018年の結果は以下の通り。

〇引退後に不安がある 61・9%

〇引退後にやってみたい職業は?
1位 15・1% 一般企業の会社員
2位 12・3% 大学・社会人の指導者
3位 11・5% 社会人クラブチームの指導者
4位 11・1% 高校野球の指導者
5位 8・7% 海外球団で現役続行
6位 8・3% プロ野球の監督・コーチ等
同 8・3% 飲食店等の開業独立

 サラリーマンが1位になったことに関係者は驚いていたが、個人的には「プロ野球の監督・コーチ等」に「あまりやりたくない」&「やりたくない」との回答が52・4%を占めたことの方が衝撃的だった。

この疑問をコーチ経験のあるプロ野球解説者にぶつけてみた。「本当はみんな、やってみたいはず」と前置きしつつも

 「監督、コーチは現役時代の論功行賞のようなもの。それに監督が交代すれば、コーチも一緒に退団しなければなりません。派閥みたいなものもあります。それに、チームの成績が悪ければ、どんなに情熱を持って育成に当たっていても評価されません」

 と“厳しい現実”を語っていた。

 アンケート結果で“安定の会社員”が1位になったのは、現役時代のレギュラー争いよりも厳しい球界の現状によるものだろう。

 上原はメジャーリーグでの経験もある。若い選手が国際舞台で戦っていく上でも“貴重な先輩”だ。引退会見では「もうちょっとやりたかったなという思い」と涙をこぼしていたのだから、野球がキライになったわけではないだろう。上原には後輩たちに「引退しても野球界には夢がある」と思わせるセカンドキャリアを送ってもらいたい。

(スポーツライター・飯山満)

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