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中邑真輔、カブキウォリアーズ華麗なる凱旋!カブキウォリアーズはタッグ王座挑戦権獲得!

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中邑真輔、カブキウォリアーズ

 世界最大のプロレス団体WWE日本公演『WWE Live Tokyo』が、6月28日と29日の2日間、東京・両国国技館で開催された。

 今回は主力ブランドであるロウのメンバーが中心だったが、スマックダウン所属の中邑真輔、カブキウォリアーズ(アスカ&カイリ・セイン)も凱旋帰国した。初日の第1試合では、新日本プロレスのジュニア戦線やドラゴンゲートで活躍したUS王者のリコシェが凱旋。ヘビー級のセザーロを相手に苦戦したが、日本でも見せていた立体的な技の数々を披露し、最後は回転エビ固めで丸め込んで勝利。試合後セザーロに襲撃され、2日目は急遽US王座をかけて再戦し、スワンダイブ式ドラゴンラナで防衛に成功している。

 先週のスマックダウンで、今回の凱旋マッチでのタイトル戦が、勝てば挑戦権が得られることに変更されたカブキウォリアーズ。「ニホンクサイ」などと、日本を馬鹿にしながらWWE女子タッグ王座のベルトを持ってきたアイコニックスだったが、カイリ・セインとアスカのカブキウォリアーズが大歓声の中、入場すると圧倒され、リング外へ脱出。試合はかねてから「日本のスタイルとアメリカのスタイルを融合させたい」と話していたカイリのスタイルが確立されてきたこともあって、なかなかの好勝負に。最後はカイリの必殺技、ダイビングエルボードロップでカウント3。アメリカでの王座挑戦が決まった…かに思われたが、2日目にアスカがアイコニックスの介入で、ロウ女子王座の奪還に失敗したことから、1日2試合で再びカブキウォリアーズとアイコニックスが対戦。カブキウォリアーズが連勝を収め、王座挑戦へ駒を進めた。

 昨年、来日直前に犬に噛まれるアクシデントで試合が出来なかった中邑真輔は、初日のメインイベントで、セス・ロリンズが保持しているWWEユニバーサル王座に挑戦した。スマックダウンの中邑がユニバーサル王座に挑戦するのは、ハウスショー以外では考えられないこと。ジャパニーズ・スペシャルエディションマッチである。試合は日本を意識したのか、まるで新日本プロレスの『G1クライマックス』公式戦のような白熱した激闘に。中邑は何度か勝機があったが、最後は絶対に負けられないロリンズの意地が上回り、トラースキックからカーフストンプでカウント3。ロリンズが防衛に成功し、試合後は中邑と健闘を称え合った。2日目はロバート・ルードとシングルが発表されていたが、ルードがサモア・ジョーとともに登場すると、中邑のあとにトリプルHがサプライズ登場。中邑がルードからキンシャサでWWE移籍後初勝利を飾っている。

 その他にも、“令和のアンドレ”ブラウン・ストローマンや、ロウ女子王者“THE MAN”ベッキー・リンチなど、今が旬の選手が数多く出場したので、今年の東京公演は満足度が高いものになった。年内に大阪公演があるのかはわからないが、来年はオリンピック開催のため、この時期は両国国技館が使用出来ない。毎年恒例となっているだけに、何とか継続の道を探って欲しい。

文 / どら増田
写真 / 萩原孝弘

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