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本誌記者“恐怖”の爆笑体験記パート4『花火大会街コンで出会った女性を家に持ち帰りしたところ…』−②−

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提供:週刊実話

 目的地に到着すると、河川敷は足の踏み場もないくらいに人でいっぱいだった。必死で足を伸ばしながら運営が確保した場所へと急ぐと、そこは河川敷ギリギリの最前列というかなりの良席。これだけで参加費分の数割がチャラになると満足していたが、次に赤ジャン係員から渡されたのは、ビールやチューハイ何本かと柿ピーのみ…。確か男性は参加費が4000円ほどだった気がするが、飲食物はこれだけだとか…。

 花火大会が幕を開けると、周りの男性と女性はいい雰囲気で会話を始めながら花火を堪能。一方、私はというと、たまたま隣に来た、ガタイがとてもいい柔道家の溝口紀子氏(分からない方はネットで検索)を彷彿とさせるような30前半の女性と話を弾ませた。

 私は他の女性とも話をしたいが、溝口氏はその隙を与えない。「助けて〜」と言わんばかりに私は友人の方を見ると、友人はなぜか体育座りをして1人で花火を眺めている。

 「街コンの意味〜!」と心の中でツッコんだが、結局、私の方も終始、溝口氏との会話が90分ほど続き、そのまま花火大会は幕を閉じてしまった。

 赤ジャン係員から街コンの終わりを告げられ、「大・失・敗…!」と思っていた矢先、他の参加者から「せっかくの機会だから」と二次会の誘いが来た。少し迷いはしたが、溝口氏のあまりの圧で今にも背負い投げをかまされそうだったので、私と友人は即座に受諾。二次会の会場は家から近かったので、そこで参加者たちとひとまず連絡先を交換し、私と友人は会場へ自転車で向かうことにした。

 場所は駅近くのチェーン店の居酒屋。とりあえず二次会で私は溝口氏と距離をとり、別メンバーの輪に入ることに。そこで隣になったのが、多部未華子をパッチリ二重にして、30倍の重力で頬を下に引っ張っぱり、前歯をニョキっと突き出した感じの20代中盤女性・ミカ(仮名)。

 ミカは埼玉の実家暮らしで、アルバイトをしているという。二次会では、ぬいぐるみに囲まれたいかにもなメルヘンチックな部屋の写真を見せられたり、好きなミュージシャンの話をしたりして、顔は別にタイプでもないが心地いい時間を過ごした。

 そして後日、特に会いたいとも思ってはいなかったが、友人にやたらと促されたのでミカにLINEを送ってみたところ、反応は上々。あれよあれよという間に2人で会おうという話になった。

 聞くと彼女のバイト先は私の最寄り駅の1つ隣の駅らしく、仕事終わりに私の最寄駅まで来てくれるというのだ。 ③に続く――

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