〈目からウロコの健康術〉 ジメジメ梅雨の時期は特に危険! 「気象病」の対処法はコレだ!!

ノンジャンル 週刊実話 2019年05月23日 12時03分

 ジメジメした憂鬱な季節といえば「梅雨」。過去68年間の関東甲信地方の梅雨入りの平均値は6月8日頃。昨年は6月6日だった。

 この時期になると、古傷の痛みや頭痛、神経痛などに襲われ憂鬱な気分を訴える人が多くなるといわれる。

 それらの症状を「気象病」と呼び、英語ではメテオロパシー(meteoropathy)という名称で呼ばれている。

 まだ日本では、認知度は低いといわれる「気象病」だが、体調が不安定になるのは梅雨時だけではなく、快晴な日と、どんより曇った日で違いがあることを、多くの人が体感している。

 東京都内で総合医療クリニックを営む医学博士・久富茂樹院長はこう指摘する。

 「気象病には、気圧差や温度差、湿度差を要因とするさまざまな症状が起きます。全身の倦怠感、関節痛、頭痛、めまいや首のこりなどを訴える患者さんが多く来院されます。年齢も下は小学生から上は80代ぐらいの方です。なぜ梅雨の時期に体調不良を訴える人が多くなるのかといえば、気圧の変動がポイントになります。普段、気圧を意識することはありませんが、朝晩の気温差が10度以上ある時や、前日との気圧の差が10ヘクトパスカル以上ある時は、気象病が出やすいのです。また、雨が降る前や雨が降っている時、台風が来る前後にも、こうした病が出やすいとなると、低気圧が定期的に通過する春や秋は多く発生する。ですから、比較的気圧が安定している冬は体調がよいといわれるのも特徴の1つに挙げられると思います」

 では、気圧の変動はどのようなメカニズムで体に影響を与えているのか。久富院長は次のように説明する。

 「まず、気圧は耳の奥の内耳にあるセンサーで感知されます。飛行機に乗り、高度の変化(気圧の変化)に伴い、耳の調子が悪くなった経験がある方もいるはず。内耳で感知した気圧は、内耳に繋がっている平衡感覚に関係する前庭神経を通じ脳へ伝わる。さらに、脳から視床下部に中枢がある自律神経へと伝わり、自律神経で異常を感知して、交感神経、副交感神経のバランスが崩れ、様々な症状が表れるのが気象病のメカニズムです。寒暖差が10度以上あると、皮膚の温度のセンサーを介し、自律神経が温度調整をするため疲労してしまう。これも、寒暖差による気象病です」

 つまり、気象病の主な原因は、交感神経と副交感神経のバランスがとれなくなることなのだ。

 自律神経のバランスは「集中状態を作る交感神経」と「リラックス状態を作る副交感神経」の2つのバランスで保たれている。

 通常は天気がよければ、日が昇るのと同時に交感神経が働きだすが、逆に天気が悪いとうまく切り替わらず、副交感神経の活動が活発になってしまい、リラックス状態が続いてしまう。「だるい」「体が動きにくい」というような気象病の症状が出てくるのだ。

 昔から「古傷が痛むと雨が降る」などの言い伝えがあり、天気との関係が指摘されてきた。一方で、天気と痛みが本当に関係があるのかというと、その仕組みが明らかでなかったため、「気のせい」「こじつけ」だとか言われて来たことも事実だ。

 こうした“天気痛”に苦しんでいる人たちは、家族や友人にさえ分かってもらえず、中には職場や学校の理解が得られず、休職や不登校になり、辞職や退学をせざるを得ない人もいる。

★女性のほうがなりやすい

 天気の影響を受けると、どんな症状が起きるのかは、すでに前述したが、実は「どのような痛みでも、天気の影響を受けやすい」ということだ。

 そして気象病は、男性より女性のほうがなりやすい。ピークは女性20代〜30代、男性が30代〜50代で、さらに冷暖房が効いている環境ですごすことが多い人や、姿勢が悪い、運動をほとんどしない人などに見られるという。

 さらに、気圧の変動に敏感なため、中にはゲリラ豪雨を予測したり、沖縄に台風が近づくのを遠く離れた東京にいながら察知できる人もいるというから驚きだ。

 東京労災病院神経内科・高櫻泰樹医師は、気象病と診断した際、頭痛やめまいが起きる場合は、まず、それらの症状に効くとされる漢方や乗り物酔い用の薬を処方するという。

 「よく言われる乗り物酔いは、車内で頭が揺れることによって気持ちが悪くなる。同様に気象病も気圧によって頭部が揺すられる状態になると考えられます。天気予報やインターネットで気圧をある程度把握しておけば、事前に不調が起きるかどうか予測できるので、酔い止め薬を服用することで症状を軽減することが出来るのです」

 愛知医科大学医学部がある地方都市に住む20歳以上の住人6000人を対象に行った大規模アンケートの結果によると、身体のどこかに3カ月以上続く慢性的な痛みがある人は、全体の39%程度だったが、その内の25%の人が、「天気が悪いとき、崩れるときに痛みが出て、さらに悪化する」と答えている。

 つまり“天気痛”のある人が、全体の1割に当たるということになる。これを仮に20歳以上の人口約1億5000万人に当てはめると、その数は約1000万人以上となり、驚くべき数字となるのだ。

 前出の高櫻医師は、再びこう説明する。
「この数から、天気痛は決して珍しいものではありません。気圧や湿度、温度などの変化で発症しますが、いずれも気圧が重要であることが分かっています。ここで大事なことは、天気や気圧の変化を見ながら、自分の症状がいつ出たかを記録すること。自分の体調がどのような天気や気圧変化のときに悪化するかを把握しておけば、むやみに不安な気持ちにならず、体調の変化に対する心構えや薬を飲むタイミングも分かります。気象庁には、気圧の変化を閲覧できるホームページや気圧の変化を予報するアプリもあり、体調管理に活用してみましょう」

 気象病も天気痛のメカニズムと共通する部分が多いと考えられ、今回示した対処法は、痛み以外の病気についても応用できるはず、と専門家は言う。しかし、同時に日常生活も規則正しく、ストレスを溜めず、睡眠時間をしっかりと確保する努力が必要だ。

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