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オリックス、今年の『オリ姫デー』はサクラピンクで京セラのスタンドを埋める!

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Bsオリ姫ユニフォーム2019

 「今年の『オリ姫デー』は楽しみにしててください!」

 春季キャンプでオリックスの湊通夫球団社長から、今シーズンのファンサービスやイベントの話を聞くと、こんな言葉が飛び出してきた。2014年辺りから京セラドーム大阪にカメラ女子が増えたことを受けた球団は、当時から現在に至るまで全国的なブームとなっている広島の『カープ女子』に倣って、女性のオリックスファンを『オリ姫』『オリ嬢』『猛牛女子』など乱立していた中から、『オリ姫』に統一し、ブランド化させた。『カープ女子』はファン発信の名称であり、球団発信で女性ファンのコピーを考えたのはオリックスが初。以降、他球団も女性ファンのコピーを考えたり、女性ファン向けの企画試合を行うようになった。

 オリックスでは、2015年4月29日に最初の『Bsオリ姫デー』を開催。この日、一躍シンデレラボーイになったのが、ヒーローになった当時ルーキーの西野真弘。西野は今でも「僕にとってオリ姫デーは思い入れのあるイベント」と話している。同5月には広島戦で2回目のオリ姫デーを開催。ポスターはお好み焼きをバックにオリ姫とカープ女子が対峙し、試合中にはオリ姫とカープによる綱引き対決が行われるなど大いに盛り上がった。監督、コーチ、選手が着用したキャップやユニフォームのゴールド部分をピンクに変えたユニフォームも評判が良く、同8月にはスピンオフ企画として男性ファン向けの企画試合『Bsオリ達デー』を開催。こちらも盛況で、オリ達もブランド化されている。

 オリ姫向けのグッズにも力を入れ、オリ姫はもちろん他球団の女性ファンにも「カワイイ」と評価が高く、お土産に買って行く姿も見られた。2016年にはオリ姫、オリ達ともに日程を拡大。賛否を呼んだチェック柄のユニフォームが話題となり、現在でもこのユニフォームを着用して来場しているファンは少なくない。対決シリーズも定番化し、オリ姫ブランドが完全に確立された1年だったと言えるだろう。2017年からは日程の都合もあり、規模を縮小。ユニフォームは「大阪といえば」と言わんばかりの豹柄に。昨年は3日間開催され、チームが一体となるつながりや結束を表す幾何学的なアクションラインパターンを使ったユニフォームを着用した。チェック柄で攻めるところまで攻めた影響か、ここ2年間は大人しいイメージだった。

 5年目となる今年のオリ姫デーは6月1日の日本ハム戦1試合のみ。「オリ姫のオリ姫によるオリ姫のため」をテーマに、今シーズンのキャッチフレーズ「Be Aggressive」から野球を楽しむ“積極的”なオリ姫をコンセプトに、ワンランク上の野球観戦術が楽しめる1日になるという。今年は球団公式マスコットで、12球団のマスコットの中でも上位の人気を誇るバファローベルが「オリ姫大使」に就任、『Bsオリ姫デー2019』をファンとともに盛り上げていく。

 当日、女性ファン先着来場10,000名にデサント社製Bsオリ姫オリジナルユニフォームが配布されるが、このユニフォームが斬新で画期的。バファローズの本拠地、京セラドーム大阪のある大阪市と同西区の花「サクラ」を連想させる色鮮やかなピンクに、“織姫”にちなみ「天の川」をイメージしたデザインが採用された。今年は選手が着用しないとのことだが、スタンドの約3分の1をピンクに染めて、6月の京セラのスタンドに桜を咲かせることで、選手にはオリ姫を魅了するようなプレーを見せてもらいたいという狙いがある。その他にも、企画チケットをはじめ、女性ファン向けの企画を多々用意しているようで、今後さらなる発表が待たれるところだ。

 5年目のオリ姫デーはサクラパワーで全力で勝利を掴んでもらいたい。

取材・文 / どら増田
写真 / ©︎オリックス・バファローズ

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