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痴漢容疑のJR西日本の執行役員が首つり自殺か

 まさにVIPともいえる超大物の痴漢騒動は、思わぬ形で幕引きとなった。

 12月25日午後9時頃、大阪府大阪市東住吉区の長居公園の公衆トイレで、JR西日本近畿統括本部神戸支社長の金平英彦執行役員(56=大阪市阿倍野区美章園)が首をつって死亡しているのを、警察官が見つけた。トイレ内には遺書とみられる封書数通が残されており、府警東住吉署は自殺とみている。

 東住吉署によると、25日朝に家を出たまま行方が分からなくなったため、家族が午後7時頃、府警阿倍野署に届け出た。家族が「長居公園でよく散歩をしていた」と話したことから、東住吉署員が公園を捜索し、ドアが長時間閉まったトイレの個室で発見。救急隊員が駆け付けたが、すでに死亡していた。

 金平執行役員は21日午前7時半頃、JR阪和線の美章園駅〜天王寺駅間を走行中の電車内で、女子高生の下半身を触ったとして、府迷惑防止条例違反(痴漢行為)の疑いで、府警天王寺署に現行犯逮捕され、23日に釈放されていた。

 24日には天王寺署で約4時間、任意で取り調べを受けていた。JR西日本によると、釈放後、出社はしていなかった。

 被害に遭った高3の女子高生(17)は、「約2年前から、同じ人に数回痴漢をされていた」と金平執行役員から狙い撃ちに遭っていたと証言。かたや、金平執行役員は「腕が背中や尻に当たったかもしれないが、痴漢は身に覚えがない」と容疑を否認していた。

 もし、潔白であったのなら、堂々と主張すれば良かったのだが、これで真相は闇の中。なんとも後味の悪い結末となってしまった。
(蔵元英二)

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